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Column
2024.2.16
SEO
SEO対策は種類がたくさんあり、規模や業種によっても費用が異なります。
そのため、依頼する際には「相場に合った金額か」「この金額で効果が出るのか」と不安になってしまいますよね。
そこで、今回はSEO対策にかかる費用の相場や費用を抑える方法、業者の選び方を詳しく解説します。
目次
SEO対策を依頼した場合の費用は企業規模や依頼する範囲によって異なりますが、一般的な相場は次の通りです。
SEO対策内容 | 費用体系 | 費用相場 |
SEOコンサルティング | 月額 | 10万~50万円程度 |
コンテンツSEO | 月額 | 5万~30万円程度 |
一括 | 1万~10万円程度(記事本数×記事単価) | |
内部SEO | 月額 | 10万~100万円程度 |
成果報酬 | 10万~100万円程度 | |
外部SEO | 月額 | 1万~15万円程度 |
成果報酬 | 1万~100万円程度 | |
SEOサイト設計 | 成果報酬 | 10万~100万円程度 |
それぞれのSEO対策について解説します。
SEOコンサルティングとは、総合的にSEO対策を行うサービスです。
Web検索から顧客を自社サイトに流入し、その後会員登録や購入を行ってもらい収益となるまでの一連の流れをトータルでコンサルティングします。
具体的にはターゲットキーワードの選定、コンテンツ戦略、テクニカル要素の最適化など、SEOに関する幅広い分野の施策を行います。
SEOコンサルティングに依頼すれば専門的な知識がなくてもSEO対策ができるので、本業に対する時間を減らさずに済む点がメリットです。
ただしデメリットとして、SEOのすべてを業者に依頼するため、SEOに関する知識が社内に蓄積しにくいという点があります。
コンテンツSEOとは、検索ユーザーの意図に合ったコンテンツ(記事やページ)を継続的に発信し、アクセス数をアップさせる施策です。ペルソナの設定、カテゴリ選択、キーワード選定、コンテンツ記事の作成などが実際に行う施策です。
依頼する場合は、コンテンツ(記事)の本数で金額が決まります。まとめて数十本依頼する一括支払い型と、毎月数本を依頼する月額固定支払い型があります。
コンテンツSEOのメリットは、自社の商品やサービスに合った見込み客にアプローチできる点です。また良いコンテンツはWeb上に残り続けるため、コンテンツが資産となり、集客をし続けてくれます。
ただし、良いコンテンツを作るためにはペルソナ設定から記事の作成まで、さまざまな工程があるため時間がかかってしまうというデメリットがあります。
内部SEOとは、検索エンジンの上位に表示してもらいやすいように、サイト内の構造や文章を改善する施策です。
具体的にはHTMLタグの最適化、サイトエラー改善、サイト表示スピード改善などを行います。
サイト内の構造状況は企業によって大きく異なるため、依頼する場合には金額に幅が出ます。また、内部SEOはスポットで依頼するケースも多くあります。
外部SEOは被リンクを獲得する施策です。被リンクとは、他のサイト内に自社サイトのリンクが設置されることを意味します。
具体的にはXをはじめとするSNSでの宣伝、オリジナル画像の作成や独自調査など、引用されやすいコンテンツを発信することで、被リンクを獲得します。また定期的に被リンクをチェックし、悪質なサイトからのリンクを否認することも施策のひとつです。
質の良い外部サイトからの被リンクが増えればGoogleからの信頼が高まり、上位表示されやすくなります。一方、被リンクを購入したり、簡易的なサイトを無数に作り第三者を装って獲得する業者もあります。
その場合はGoogleからの評価を下げるため、外部SEOを依頼する際には、業者選びに注意が必要です。
SEOサイト設計とは新しいサイトを作成するときにコンサルティングを行うサービスです。
事前にコンサルティングを受けることで、ユーザーやGoogleに評価されやすいサイトを作成できます。
具体的には目的やターゲットの設定、競合調査やキーワード選定、サイトマップやワイヤーフレームの作成を行います。
SEO対策の費用体系には次の2種類があります。
ひとつずつ見ていきましょう。
成功報酬型は、目標設定した検索順位を達成した場合にのみ費用が発生する料金体系です。
多くの場合、「ランキング10位以内」に目標が設定されており、依頼したキーワードが10位以内にランクインした日から、その順位をキープした日数で費用を算出します。
順位によって金額が異なるのが一般的で、6~10位より1~5位の方が高い価格が設定されています。
目標達成するまでは基本的には費用が掛からないため、安い料金でSEO対策を始めたいという場合や、検索順位を上げることを最大の目標にしている場合は効果的な方法です。
しかし初期費用が必要なケースがあり、相場は5万~20万円ほどです。
またSEO対策はサイトを長期的にサイトを育てる必要があるため、最低契約期間を設けている業者も多い傾向です。「上位表示してから何カ月間は解約できない」といった条件がある場合もあります。
最大のメリットは無駄な費用がかからない点です。
SEO対策は結果が出るまで時間がかかってしまいますが、結果が出るまでの間は費用がかからないので、無駄な投資をせずに済みます。
また低コストな業者が多く、1位を獲得しても1つのキーワードに対し1日あたりの成果報酬が1000円以下という業者もあります。
デメリットはキーワードが継続して上位表示されると固定報酬型より金額が高くなる可能性がある点です。特に複数キーワードで継続的に成果を達成すると、月間の支出は大きくなります。また契約終了後に検索順位が急落する可能性がある点にも注意が必要です。
固定費用型は、1カ月や1年ごとに決まった固定費用を定期的に支払う料金体系です。キーワードが上位表示してもしなくても毎月決まった料金を業者に支払います。
毎月決まった費用を支払うため、安定的な施策提案やコンサルティングをしてくれます。
業者は長期的な対策を考え、「上位表示だけでなく収益につながりやすいキーワードの選定」など、クライアントの目的に沿った提案をしてくれるでしょう。
成功報酬型と同じく初期費用が5万~20万円ほどかかります。「時間をかけてでも着実にサイトを育てていきたい」「自社の目線になって提案をしてほしい」と考えている場合に向いている料金体系です。
メリットは検索順位が上がり、継続するほどお得になる点です。
SEO対策はある程度時間をかけると結果が出るため、中長期的に見れば成果報酬よりも費用を抑えられることがほとんどです。またあらかじめ経費を把握できるため、コストの管理がしやすく計画的にSEO対策できます。
デメリットは、結果が出なくても毎月同じ費用を支払う必要があるため、初期段階は費用が高くつく点です。
スキルのない業者に依頼すると無駄な費用がかかるため、実績や評判を精査することが重要です。
SEO対策の費用は以下のような要素によって変動します。
それぞれの要因について解説します。
SEO対策の費用はサイトの規模によって変動し、サイト規模が大きくなるほど、費用も高くなる傾向です。
大規模サイトは、コンテンツの量や幅が広いため、サイト構造が複雑です。そのため確認する内容や改善点も増えてしまいます。見直しや提案にもより専門的な技術や知識が必要となり、費用が高くなってしまうのが理由です。
大規模サイトは、大企業のサイトによく見られます。
例えばSEOコンサルティングの場合、中小企業が運営しているようなサイトあれば、月額10万円が相場です。一方で大規模サイトになると月額50~100万円に膨らみます。
SEO対策は、依頼する範囲をどこまで任せるかによって費用が変動します。
例えばSEO対策した経験がなく、リソースもない場合には、SEO対策を総合的に依頼する必要があるため多少高額でもSEOコンサルティングが適しているでしょう。
逆にSEOに関するノウハウが社内にある場合は依頼する範囲が絞れるため、業者と相談して費用を抑えられます。
業者によってはSEO対策だけでなく、周辺機器の管理などSEOに関連したサービス提供も同時に行っている場合があります。
自社に合った範囲を精査することで、目的に合った効果を得ながら費用もコンパクトに抑えられます。
コンテンツの量や質も費用を変動させる要因です。
記事などのコンテンツは記事数ごとに料金が発生するため、数が増えるほど金額は大きくなります。記事は基本的にライターに依頼しますが、ライターの実績や年数によっても金額は異なり、記事の質にも影響します。
また医療や法律、金融などのコンテンツは専門性が高い分野です。専門家の監修を付ける必要があるため価格が高くなります。
SEO対策で費用を抑える方法は次のとおりです。
それぞれの方法について、解説します。
可能な範囲を自社で対応し、依頼する業務を絞ることで費用を抑えられます。
ネットや書籍で調べたりツールを使うことで、ある程度までは自社内でSEO対策が可能です。また自社で試行錯誤しながらSEO対策をすると、少しずつノウハウが社内に蓄積し、徐々に内製化する範囲を広げられます。
ただし自社で対応する範囲を広げるほど時間と手間がかかってしまいます。予算を設定し、依頼するサービスを決定しましょう。
SEO会社に「すべておまかせ」といった丸投げをしないようにしましょう。
基本的に費用はおおよその概算で見積りされますが、丸投げしてしまうと必要のない施策まで盛り込まれてしまう可能性があります。作業内容を把握し、無駄な業務がないか精査することで費用を抑えましょう。
またSEO業者もSEOには詳しくてもクライアントの商品やサービスについては詳しくありません。丸投げされては的確な施策ができない可能性があります。
すべてを丸投げせずに業者と連携しながら、積極的にSEO対策に関わることが重要です。
業者によって料金設定が異なるため、2~3社から見積もりを取りましょう。
相見積もりとは、同じ条件で複数の業者に見積もりを出してもらうことです。相見積もりをとれば、費用の相場感を把握でき、複数社の中から自社の希望にあった業者を絞り込めます。
相見積もりをとって、1番費用が安い業者を選べばいいわけではありません。施策内容も確認・比較し、自社が希望するSEO対策に適した業者を選択しましょう。
SEO会社への依頼を成功させるコツは次のとおりです。
それぞれのコツについて、解説します。
SEO対策をして集客した後に、どんな目的を達成したいのか明確化することが重要です。
目的をはっきり決めておくことで依頼する内容が具体的になり、自社に合った業者を選びやすくなります。
SEO対策する目的はサイトやメディアの方針によって異なります。多くの場合が集客やその後のサービス登録・商品購入などです。BtoBメディアの場合は、BtoB商品の契約などが挙げられます。
具体的には「サイト経由の売上を倍にする」「毎月〇件の契約を獲得する」といった最終的な目的を設定しておきます。必要なPVやクリック数といった指標が明確になり、業者に依頼しやすくなります。
目的を設定した後は、目的と相場を元に予算を決めましょう。
予算を決めておくことで業者も予算に合わせた提案ができ、無駄のない効率的なSEO対策ができます。
最初のうちは結果が出にくいため出費が重なり、SEO対策の費用が高いと感じる可能性があります。
しかしSEO対策は中長期的に結果が出る施策です。予算を決める際には目的が達成できた場合どれほどの利益が見込めるかを考慮しましょう。
SEO対策は、Googleがさまざまな過程で評価をし、検索順位を決定するため、すぐに成果が出る施策ではありません。時間がかかることを理解し、施策を継続することが重要です。
短期的に結果がでないからといってすぐに打ち切ってしまえば、それまでの費用と工程が無駄になってしまいます。
SEO対策の結果が出るまでの期間は、約半年ほどかかると想定しておきましょう。
自社で行うよりは依頼したほうが成果は早く出ますが、それでも、ある程度継続する必要があることを理解しておきましょう。
SEO対策会社の選び方は次のとおりです。
それぞれの選び方について、解説します。
SEO対策の会社は、豊富な制作実績があり、評判がいい業者を選びましょう。
業者に依頼したからといってSEO対策は必ず結果が出るとは限りません。しかし実績がある業者に依頼することで、自社も結果が出る可能性を高められます。
さらに規模や業種が自社と近いクライアントの実績があると、ノウハウを活かして施策を提案してくれるため。より安心して依頼できます。
基本的には業者のホームページで実績を公開していますが、公開されていない場合は、直接問い合わせてみるのも方法のひとつです。
実施するSEO対策の内容を細かく開示してくれる業者を選びましょう。悪質な業者は契約内容や実施内容を開示してくれなかったり、偽る可能性があります。
のちのちトラブルに発展することがあるので、業者を選ぶ際には実施内容の透明性が重要です。
業者が提案する施策内容を開示してもらったうえで、「なぜ効果的なのか」といった理由を説明してもらうとより安心して依頼できます。
「コンテンツSEO」や「外部SEO」といった部分的なSEO対策だけに特化した業者でなく、Webマーケティング全般に詳しい業者に依頼しましょう。
Webマーケティング全般に関する知識が多い業者に依頼することで、「売上を増やす」というSEO対策の目的をより効率的に達成できます。
SEO対策を行う業者は、「SEOを専門としている業者」と「SEO以外のマーケティングも行っている業者」の2パターンがあります。
SEO以外のWebマーケティングも行っている業者であれば、サイトが成長してきた際に目的に合わせて幅広い提案をしてくれ、ワンストップで相談可能です。
SEO対策はさまざまな要因によって相場が異なります。なるべく自社に近い企業の実績がある業者に依頼することで、信憑性が高まるでしょう。
「株式会社なかみ」はコンテンツSEOやWebサイト制作を行っており、さまざまなクライアントのSEO対策を行ってきました。
相談からお受付しているので、ぜひお気軽にご連絡ください。