2024.8.5
【福岡/業務委託/求人】未経験から学べる!Webライター募集
Column
2022.12.28
SEO
SEOライティングに資格そのものは何も意味を持たないため、取得する必要はありません。しかし「検定」という目標があることによって、学ぶモチベーションを保ちやすくなるという方もいるでしょう。そういった方は、上手に活用するのも一つの手段になり得ます。
「資格がないと仕事が取れない」「資格があれば信頼される」ということはありません。Webライターがクライアントから信頼を得られる最重要な要素は、記事の品質です。仕事で有利になるためだけに資格取得をするのではなく、学ぶことを目的にするようにしましょう。
この記事では、SEOライティングに役立つ8つの資格を紹介します。どの資格が自分に適しているか、選ぶ際の参考にしてください。
SEOライティングにまつわる資格にはさまざまなものがあります。主な資格の概要や費用を以下より解説します。
SEO検定は、一般社団法人全日本SEO協会が運営しています。
合格率は級を問わず80パーセント前後と高く、比較的取得しやすいのが特徴です。
基礎知識から実践的スキルなど、SEOに関する幅広い知識を問う検定で、個人を対象にしています。
公式テキストでは、SEOはどのようなものかという基礎から解説されており、初心者でもSEOの全体像を学べます。
SEO検定は知名度が高い点も魅力です。就職活動や転職活動においてSEOの知識を客観的に示せます。
企業のWeb担当者や自作のサイトを上位表示させたい方にも役立つ知識が習得可能です。
認定SEOコンサルタントは、一般社団法人全日本SEO協会が運営する資格です。
まず、東京か大阪での通学もしくはダウンロードで全3回の認定SEOコンサルタント養成スクールを受講します。
講座1回ごとに、課題を提出しなければなりません。
その後、SEO検定4~1級すべてに合格し、卒業課題の提出・認定が完了すると、認定書が授与されます。
SEO検定すべての級への合格が必須条件のため難易度は高く、取得すればSEOの知識に加えてコンサルティング技術を有していると証明できます。
個人でSEOの知識を活用するだけでなく、企業や個人に向けて知識を伝えたい方におすすめです。
165,000円(税込)
https://www.web-planners.net/seoconsultant/
認定SEOスペシャリストは、一般社団法人全日本SEO協会が運営しています。
SEO検定から認定スペシャリストまで一気に取得できることから、基礎段階から即戦力になるまでの知識を短期集中で学べます。
取得までには、全2回の講座を動画にて受講し、受講するたびにレポートを提出しなければなりません。
ダウンロード学習のためいつでも研修をスタートできます。
隙間時間や都合に合わせて学習できるため、忙しい人でも勉強しやすいのが魅力です。
受講と課題を2回ずつ終えたら、続いてSEO検定4~1級を受験して合格しなければなりません。
事前にSEO検定を1級まで取得していた場合は、SEOスペシャリスト学習カリキュラムのみ受講します。
すべてに合格し卒業課題の提出・認定が完了すると、認定書が授与されます。
認定SEOスペシャリストを取得すると、名刺や印刷物、Webサイトなどに表示可能です。
企業でSEOのスペシャリストとして働きたい方や、自身のWebサイトを最速で上位表示させたい方におすすめの資格です。
82,500円(税込)
https://www.web-planners.net/seospecialist/
WEBライティング技能検定は、日本クラウドソーシング検定協会(CPAJ)が発行している民間資格です。
SEOを意識した読みやすい文章の書き方はもちろん、ビジネスマナーやクラウドソーシングでの仕事のやり方などが学べます。
試験の前には、講座を受講しなければなりません。
試験は月に1度Web上で行われ、パソコンで自宅受験し、合格すると「Webライティング実務士」に認定されます。
特定のクラウドソーシングサービスで仕事の収入が上昇したり、よりよい案件が紹介されたり、ポイントが付与されたりといった特典が受けられます。
クラウドソーシングを利用して継続的にライティングの仕事をしていきたいと考えている方に、メリットが大きな資格です。
検定講座32,000円+受験6,000円(税込)
Webライティング能力検定は、日本WEBライティング協会が主催しています。
2012年から継続している、日本で最も歴史のあるWebライティング検定です。
効果的かつわかりやすい、Webライティングに必要な技術があるかを問われます。
点数に応じて1〜3級、もしくは資格なしと認定されます。
資格には期限があり、2年ごとに更新しなければなりません。
13,500円(税込)
12,000円(税込)
https://xn--web-pi4be7e0holjd5279abzjl89cqqd.com/jissendvd/index.html
WEBライター検定は、クラウドワークスが運営しています。
級に応じて、Webライターのライティングスキルが証明可能です。
合格するとクラウドワークスのプロフィールに合格証が表示され、クライアントにアピールできます。
受験は講義動画を見たのち、受験という流れで、3級は無料で受験できます。
試験は3級がマーク式、2級と1級が記述式です。2級は実際にライティングを行い、1級は構成案の作成からライティングまでを含めた実技形式となっています。
Webライターとして必要な知識を保有していると示せるため、クラウドワークスで継続的な仕事の獲得に役立ちます。
https://crowdworks.jp/skill_tests
ウェブ解析士資格は、ウェブ解析士協会が運営しています。
ウェブ解析とは、Webサイトを軸とした膨大なデータを活用し、事業成果を最大化することです。
ウェブ解析士の資格を取得すると、体系的にウェブ解析のスキルを身につけられ、データから正しい判断をくだせます。
公式テキストを購入して勉強するか、希望する方は講座を受講することもできます。
ウェブ解析士になるには、試験合格後、2週間以内に認定レポートを作成・提出し認定されなければなりません。
オウンドメディアといった自社サイトを改善したい企業担当者や、広告代理店またはWebサイト関連の仕事をしている方におすすめです。
ウェブディレクター、ウェブマスター、ウェブコンサルタントになりたい方で、独立・開業を考えている方にも適しています。
ただし、1年ごとにフォローアップテストの合格と、年会費が必要である点に注意しましょう。
6,600円(税込)
https://www.waca.associates/jp/#
日本語検定は日本語検定委員会が運営しています。
語彙力や敬語の使い方など、日本語の総合的な能力を測る検定です。
対象は小学生から社会人まで幅広く、年齢・学歴・国籍などを問わず誰でも級を選択して受験できます。
一般的には3級が平均レベルで、1級は社会人上級レベルの実践的な日本語力を習得可能です。
SEOに直結するものではありませんが、ライティングの質の安定、向上に役立ちます。
また、高校生であればAO入試や推薦入学で有利になったり、社会人であれば就職活動や転職活動で有利になる場合もあります。
SEOライティングの資格を取得する際には次の2点に注意が必要です。
・更新が必要な資格がある
・経験豊富なWebライターにはあまりメリットがない
どのように選んだらいいか悩んだ時には、以下の解説を参考にしてください。
Webライティング能力検定やウェブ解析士資格は更新が必要です。
一定の期間ごとに更新費用がかかります。
資格を所持するだけでは手間と費用がかかるだけです。
本当に必要な場合に取得するようにしましょう。
すでに実績が豊富で高い評価を得ているライターにとって、資格を取得するメリットはあまりありません。
むしろ費用や時間ばかりがかかってしまい、デメリットの方が大きくなってしまいます。
これからライターとしての仕事を増やしたい方にこそ、資格取得はおすすめです。
資格を取得することによる主なメリットを2つ紹介します。
いずれの資格も取得するには勉強が必要なため、資格取得とともにSEOの知識を得られます。
検索上位に表示するためのノウハウが身につき、ユーザーにわかりやすい記事の制作に役立ちます。
仕事をしながら資格取得に挑む人や、まったくSEOに関する知識のない人が勉強するのは大変です。
テキストが設定されている資格であれば、必要な知識が網羅的に解説されているため、独学より効率的に学べておすすめです。
クライアントは誰に依頼するか決定する際に、資格を一つの判断材料にします。
保有する資格をプロフィールに書くことにより、クライアントにSEOライティングの基礎を知っているとアピール可能です。
資格のないライターより安心してもらえ、仕事につながる可能性が上がります。
今回紹介した8種類の資格には、それぞれ特徴があります。
資格の取得を目指すことでSEOライティングの基礎を学べるため、初心者のライターにとってはとくにおすすめです。
クライアントに対し客観的に自己の実力を示し、案件受注につなげるなどメリットもあります。
勉強の仕方や仕事の獲得方法など自分に適した資格を選び、取得を目指しましょう。
執筆:椎葉洋平(株式会社なかみ提携ライター)