2024.8.5
【福岡/業務委託/求人】未経験から学べる!Webライター募集
Column
2023.6.20
SEO
理容室のWebサイトで集客を増やしたい場合、SEO対策が不可欠です。
Webサイトに訪れる検索者は、検索した結果、ニーズを解消してくれそうな店舗に来店を決めます。Webサイトに訪れてもらう第一歩は、検索結果画面の上位に表示され、クリックしてもらうことです。
今回の記事では、理容室の集客に欠かせないSEOの方法やポイントについて詳しく解説します。
目次
SEOとは、Googleなどの検索結果画面でコンテンツが上位に表示されるようにする対策のことです。検索エンジンに表示される順番は、掲載している情報の充実度合いやコンテンツの読みやすさなど、そのキーワードを検索したユーザーにとって最適かどうかで判断されます。
SEOができているサイトほどGoogleの評価が高まるため、上位表示されやすくなります。ここでは、理容室サイトからの集客とSEOがどのように関係するのかと、SEOの3つの領域について解説します。
Googleをはじめとした検索エンジンは、評価の高いコンテンツを検索結果画面の上位に表示します。
上位表示されているコンテンツは、人目に触れる機会が多いため、新規顧客の集客が可能です。
SEOはWebサイトの可視性や発信力を高め、関心を持つユーザーと出会うために効果的な手段です。
効果的にSEOの活用には、以下の3つの視点が必要です。
内部施策とは、タイトルや見出しにキーワードを入れたり、メタディスクリプションなどのウェブサイト構造の最適化を実施する施策です。
内部施策には、下記の3つの役割があります。
【内部施策の役割】
①クロール対策:検索エンジンにコンテンツを認識させる
②インデックス対策:コンテンツ内で取り扱っている情報をGoogleに理解させる
③ランキング対策:検索結果画面で上位表示させる
クロールの対策は、Webサイト内に設置しているリンクを適切にすることでできます。ユーザーが閲覧しているページと関連しているリンクを配置すると、検索エンジンは効果的なクロールをしていると認識します。
タイトルや見出しに検索キーワードを用いることも、検索エンジンがWebページに書かれている内容を認識するための判断基準です。
Googleの評価基準として重要なのが、ユーザーにとって情報が充実していて役立つコンテンツであることです。内部施策はユーザー価値の高いコンテンツを提供することにつながります。
Webサイトの外側からSEOに働きかけるのが「外部施策」です。外部SEO、外部リンク対策、バックリンク対策、被リンク対策などと呼ばれることもあります。
他のサイトからのリンクを増やすことでSEO評価を向上させます。Googleは多くのサイトからのリンクを求められているサイトを、質の高いサイトと評価します。
SNSなどで自店の情報を継続的に発信をすることも、認知の拡大とリンクの獲得につながるため、挑戦したい手段です。
「SEOコンテンツ」は、検索ユーザーに役立つWeb記事などを作成し、SEO評価を高めて検索上位を目指す施策です。
公開したコンテンツは削除しない限りずっと残るため、広告費をかけずに長期的な宣伝効果を得られます。
効果的なSEOコンテンツ作りには、ターゲットの理解と適切な検索キーワードの選択が欠かせません。
広告に比べて長期的にコストパフォーマンスが高く、良質なコンテンツを継続的に公開することで集客を狙えます。
理容室サイトの検索キーワードは、以下の4ステップで考えます。
まず、理容室のターゲット顧客像を具体的に描き出します。悩みや関心事に焦点を当て、ターゲット像を明確に設定します。
年齢や職業、住所など、特定の個人に限定される条件は除外し、サイトの全体的なターゲットに合わせたイメージを作ります。イメージの例は、下記の通りです。
STEP1で考えたターゲットの悩みや達成したい理想を、さらに具体的に洗い出してリスト化しましょう。
具体的な悩みのヒントは、お客さんとの会話から見つけられます。悩みの例は、下記のようなものがあります。
リスト化した悩みや理想を参考にして、検索者が実際に検索で入力しそうなキーワードを考えます。
専門的な言葉ではなく、検索者が使うであろうキーワードを選んでください。
例えば、髪型に関して、「前髪が短い髪型・おでこ見える髪型」と「アップバング」の2つのキーワードがある場合、知識がない人は「前髪が短い髪型・おでこ見える髪型」で検索する可能性が高いはずです。
悩みをジャンルごとに分類し、各悩みに関連する主要なキーワードやそれに組み合わせるキーワードを見つけましょう。
考えたキーワードの検索ボリュームを調査します。
無料で使えるツールを用いて、自分の理容室のサイトで上位表示を目指せるキーワードを見つけましょう。
特に、「ロングテールキーワード」と呼ばれる3〜4語の複合キーワードを意識してください。検索ボリュームは比較的少ないですが、上位表示を目指しやすく、検索意図が明確でコンバージョンにつながりやすい傾向があります。積極的に取り組みたいキーワードです。
他方、検索ボリュームが大きいキーワードだと、多くの競合サイトが上位表示を狙ってコンテンツを公開しています。競合サイトはドメインパワーが強い物が多いため、上位表示を獲得するのは困難です。
加えて、検索ボリュームが全くないキーワードや、自分の理容室の営業内容と検索意図が合わないキーワードも避けましょう。
キーワードに対する対策は効果が薄く、問い合わせや来店につながりにくいためです。
理容室サイトで役立つ検索ワードは、以下の5つです。
・店舗名
・地名+店舗
・地名+理容室・床屋・メンズカット・メンズ美容室
・地名+ヘアスタイル
・お客さんからの悩みを言語化
それぞれについて、狙うべき理由を説明します。
特定の店舗名を検索することを、指名検索と言います。
氏名検索をする検索者は、自店をすでに認識していて興味を持っているため、コンバージョンにつながりやすい可能性を秘めています。
上位表示を目指すためには、タイトルや見出しに店舗名を含めるだけでなく、広告や口コミなどで店舗の認知度を高める施策が必要です。
「店舗名+口コミ」といった組み合わせで、実際に来店した人の感想を上位表示させる働きかけも有益です。
地名と店舗名の組み合わせは、必ず上位表示したい検索ワードです。
顧客がこの組み合わせを検索しているということは、その地域に店舗があるかを認識したうえで来店を迷っている可能性があります。
店舗メニューや料金だけでなく、外観や内観・周囲の雰囲気、スタッフの顔など、検索者が知りたいであろう情報を過不足なく伝えることで、予約・来店に対する心理的ハードルを下げる意識が必要です。
「地名+理容室・床屋・メンズカット・メンズ美容室」なども、上位表示を狙いたいキーワードです。
これらのキーワードは検索ボリュームが非常に大きいため、集客に加えて店舗の認知拡大を図れます。
上位表示を狙うときは、必ず地域名を組み合わせて使用しましょう。例えば、「西鉄福岡駅 理容室」や「春日市 理容室」といった具体的な地域名を組み込むことが重要です。
ターゲットが理容室を探す際に、どのようなキーワードで地域を検索するかを考えてください。
例えば、ターミナル駅が有名な地域であれば、地域名を駅名に置き換えることも効果的です。 (※都道府県名は含まれる店舗数が多すぎて絞り込みに不向きのため、活用されるケースはほとんどありません。)
また、理容室の同義語である「床屋」「バーバー」と組み合わせるキーワードの活用方法も有効です。
理容室のメインユーザーは男性のため、キーワード:「メンズカット」にもある程度の検索ボリュームがあります。集客に直結しやすいキーワードです。
「メンズカット」も地域名を加えた検索(「柳川駅 メンズカット」や「久留米 メンズカット」など)が非常に多いです。
ただし、「メンズカット」というキーワードを使う検索者は、オシャレに対する意識が高く、外見やファッションにこだわる人が多い傾向があります。
自店のイメージや顧客層に応じて、用いるキーワードの表現方法を見極めましょう。
「地名や最寄り駅+ヘアスタイル」という複合キーワードも上位表示を目指すべき検索ワードです。
自分が顧客として通いたい地域で、挑戦したいヘアスタイルに関する検索結果画面で上位表示される店舗は、来店候補の一つとして認識してもらえます。
ヘアスタイルの正式名称に加えて、「短めスタイル」「前髪あり 前髪なし」といった髪型の特徴でコンテンツを作成しておくと、さらに幅広い層に対する集客を狙えます。
「ヘアセットできない」「寝ぐせ 片方だけ 対策」といった、お客さんの悩みを具体的に言語化した検索ワードも有効です。
お客さんの悩みを言語化することで、ニーズを理解し解決策を提供するサイト(あなたの理容室のWebサイト)に対する信頼感が高まります。
おすすめの方法としては、Google Search Consoleを利用して自店のサイトに流入するキーワードを分析することです。
来店したお客さんとの会話やYahoo!知恵袋なども参考になります。会話の中でよく話題になることや悩み、情報サイトで取り上げられている質問に基づいて、関連するキーワードを狙うことで、より具体的なターゲットにアプローチできます。
美容室サイトの効果を高めるために役立つSEO対策を7つ紹介します。
それぞれにバランスよく取り組むことで、サイト全体の質を向上させられます。
コンテンツを充実させるためには、単に増やすだけではなく、質の高い記事を増やしていく必要があります。
質の高い記事とは、文章の読みやすさや情報の正確さ・網羅性など、ユーザーにとって親切で、それを読めば疑問が解決する記事です。
質の高いコンテンツを継続的に公開することで、特定の専門分野でユーザーからの信頼性を高めることができます。ユーザーにとって役立つコンテンツであるかどうかが重要なポイントです。
コンテンツの信頼性は、有益な記事が多いほど高まります。さまざまなユーザーのニーズに対応した検索ワードのコンテンツが豊富に存在すると、検索結果画面の上位に表示されやすくなります。
上位表示されるコンテンツが増えれば、自店サイト全体へのアクセス数も増加が見込めます。
コンテンツを充実させるためには、量と質の両方の側面に注意をする必要があります。
タイトルや見出しは、ユーザーがコンテンツを読む際の重要な判断基準です。
タイトルでは、コンテンツの内容や読むメリットをわかりやすく伝えましょう。
文字数は27文字程度に収めると、タイトルの後半が見切れることなく全体を表示できます。
見出しもできるだけ簡潔に文字数を抑えてしましょう。
理想は、コンテンツ内の各セクションに書かれている内容が、見出しを読めばある程度わかる状態です。
タイトルや見出しを作る際のポイントは、検索ワードを必ず含めた文章にすることです。それにより、Googleや検索者にコンテンツの内容を認識してもらえます。
ただし、無理に検索ワードを詰め込んで不自然な文章にすると、ユーザーは違和感を覚え、コンテンツを避ける可能性があります。文章が自然でわかりやすいかどうかにも意識を向けましょう。
タイトルや見出しを書く際には、HTML形式の「hタグ(見出しタグ)」を利用します。
以下はhタグの基本的な使い方のルールです。
・h1タグ(テーマ・タイトル)は、1つのコンテンツにつき1回のみ使用します。
・hタグは大きい順に使います(h1→h2→h3→h4)。
・h2(大見出し)の中にh3(中見出し)やh4(小見出し)を複数回使用することは許容されます。
h2タグの中にh3やh4タグを複数使用することは可能ですが、必ず見出しの順番のルールを守るようにします。
正しい例:h2→h3→h4→h4
※h2(大見出し)の中にh3(中見出し)があり、その中で更にh4(小見出し)を使って詳細を分類している
間違った例:h2→h4→h3
※h2(大見出し)の次に直接h4(小見出し)が来ている状態
見出しのルールを破ると、検索者に読みづらさを感じさせてしまい、Googleからの評価も低下するため注意が必要です。
キーワード選定では、検索ボリュームの大きすぎるキーワードは避けましょう。
大きいボリュームの検索ワードは多くの流入が見込めると同時に、多くの競合がいます。強力なドメインを持つサイトが多いため、上位表示は困難です。
強力なドメインを持つサイトの例としては、大手企業や政府が管轄しているドメイン、PV数が多い人気Webサイトなどが挙げられます。
一方、検索ボリュームが全くないキーワードを選ぶのも避ける必要があります。コンテンツを閲覧する人が存在せず、流入が見込めないからです。
重要なのは、検索ボリュームだけでなく、選定したキーワードが自店のコンバージョン(予約や来店)につながるかどうかです。
選定したキーワードを実際に検索して、検索結果画面の上位サイト(=競合相手)の調査をすると、自店が上位に食い込めそうなキーワードか判断ができます。
キーワード選定は、ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーなどのツールを導入して効率的に実施しましょう。
キーワードの選定は、多くのユーザーにコンテンツを見てもらうために最も重要な作業です。
ツールを使用することで、関連キーワードを大量に確認できます。その中から、競合が少なくコンバージョンしやすいキーワードを選択することで、SEO対策につなげられます。
搭載されている機能や費用の有無は、ツールごとに異なるため、重視したいポイントを軸にツールを選びましょう。
Googleマイビジネスは、店舗情報を検索結果画面やGoogleマップ上に掲載するサービスです。
店舗情報が検索結果画面の上部に表示されるため、先述の検索記事よりも目に入りやすい特徴があります。
写真・メニュー・最新情報などの情報を掲載でき、登録後は定期的に情報を更新するだけで、集客効果が可能です。
無料で利用できるため、導入までのハードルが低く、理容室や美容室をはじめとした飲食店やクリニックなど、さまざまな業種で活用されています。
Googleビジネスプロフィールから指示に従って店舗情報を登録すると、すぐに申請ができます。
後日、自身が入力した住所に確認コードが書かれたハガキが届くため、そのコードを管理画面に入力してください。
入力が終われば、Googleビジネスプロフィールの登録が完了します。
サイト表示は、スマートフォンで見やすいデザイン(モバイルフレンドリーで設定しましょう)。多くの人は、スマートフォンでサイトの閲覧をしているからです。
スマートフォンに対応していないサイトは、画面サイズにサイトの表示が合っていないため読みにくく、検索者にストレスを与えます。
質の高い情報や画像を掲載していても、ストレスが高いデザインの場合、離脱が起き、内容に目を通してもらえません。
フォントの大きさや種類を統一する、画像などのサイズは画質が悪くならない範囲で抑えるなどの施策を加えたうえで、モバイルフレンドリー設定を実施してください。
Webページは、クリック後2秒以内に読み込まれるのが理想です。
サイトアクセス後に待たされる時間が長くなるほど、ユーザーはストレスを感じ離脱します。
Googleは、ユーザーが快適にWebページを閲覧できているかを重要な評価基準にしています。画像の読み込み速度の遅さは評価を下げる要因です。
対策のために画像や動画のサイズを見直しや、形式(PNG、JPEGなど)を適切に設定をしましょう。
また、フォントの装飾は必要最小限に留め、ファイルサイズが大きくならないようにしてください。Googleは、1ページあたりの容量を1.6MB以下と推奨しています。
形式 | おすすめの用途 |
PNG | 写真や色味が多い画像 |
JPEG | 鮮明な画質で使いたい画像や色味が多い画像 |
SVG | ロゴやアイコン |
GIF | ロゴやイラスト |
ページ表示速度の計測には、Page Speed Insights(ページスピードインサイト)やGoogle Analyticsなどのツールを利用します。ぜひ活用してください。
Page Speed Insights(ページスピードインサイト)はこちら
理容室サイトを作りたい方やサイトをリニューアルしたい方には、2つの方法をおすすめします。
一つは、CMS(コンテンツ管理システム)などを使って自分でサイトを作る方法、もう一つは、プロに依頼してサイトを作ってもらう方法です。両方とも専門知識のない初心者でも取り組みやすい施策です。
それぞれの特徴やメリットデメリットを、下記で紹介します。
CMSとは、コーディングの専門知識(HTMLやCSSなど)がなくてもWebサイトが作れるシステムです。
自分でWebサイトを作りたい場合におすすめで、多くの企業がCMSを導入しています。
メリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット
・手軽にサイトの更新・運営ができる
・アカウントを所有しているすべてのパソコンでサイトを管理できる
・費用を抑えてサイト作りができる
デメリット
・ドメインやサーバーは自分で準備が必要
・サイト内のコンテンツ制作は自分で考えないといけない
・無料CMSだとセキュリティ面に不安がある
・本業とサイト運用の両立が困難
CMSの操作に慣れれば誰でも簡単に使いこなせるため、手軽にWebサイトを作りたい店舗におすすめです。
ただし、Webサイトの作成やコンテンツ作成は時間と手間がかかる作業のため、通常業務とのバランスを取るために、しっかりとした計画を立てる必要があります。
もう一つの選択肢に、ホームページ制作会社へ依頼する方法があります。
専門知識を持つプロによるサイト作成で、デザイン性や操作性の高いサイトを手に入れることができます。
メリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット
・デザイン性・操作性の高いサイトを作れる
・セキュリティ面の安全性が高い
・通常業務に集中できる
デメリット
・制作費が高い
・サイト運営や更新のために会社間のやりとが生じる
・作りたいものが明確になってないと理想と違うサイトができてしまう
予算の余裕があり、クオリティの高いサイトを作りたいと考えている場合は、プロへの依頼がおすすめです。
ここで知っておきたいのが、サイト作りのプロとSEOコンテンツ作りの知識は別物であるということです。
サイト制作とSEOコンテンツ作りをセットで提供している会社もありますが、記事制作は、記事制作のプロに依頼することをおすすめします。
それにより、自店の財産となる費用対効果の高いコンテンツ作りができます。
集客ができる理容室のWebサイトを作るには、検索者のニーズを正確な把握が重要です。
SEOには内部施策、外部施策、そしてSEOコンテンツの3つの視点があり、すべての基盤にはユーザーの使いやすさが存在します。
株式会社なかみは、SEOに強いコンテンツ制作が得意で、検索者のニーズに合わせたコンテンツを提供しています。
「どのようなキーワードを選べばいいかわからない」「検索者目線のコンテンツ作りが難しい」と悩んでいる方は、ぜひ弊社にご相談ください。