2024.11.17
Webライティングセミナー「プロWebライター養成5時間集中講座」
Column
2023.8.16
SEO
「SEOに最適な文字数っていくら?」
「SEOと文字数って本当に関係あるの?」
「上位表示されやすいディスプリクションやタイトルの文字数を知りたい!」
上位表示させるために最適な文字数を知ることができれば、対策しやすくなりますよね。
実は、SEO記事のコンテンツ内の文字数は評価に直結しません。ただし、タイトルやメタディスプリクションの文字数は気を付ける必要があります。
本記事を読むことで、SEO記事と文字数の関係性や、タイトル・メタディスプリクションの最適な文字数がわかります。
「SEO記事は文字数が多いほどいい」「SEO記事は2000〜3000以上がいい」などの噂を耳にしたことはありませんか?
実際は、検索エンジンの評価に文字数は関係ありません。
検索エンジンの評価と文字数が直結しないと考えられる理由を解説します。
Googleのジョンミュラー氏が、文字数が検索エンジンの評価に影響しないことを、ウエブマスターハングアウトのやり取りの中で公言しています。
《原文》From our point of view, we don’t have an algorithm that counts the words on your page and says “Oh, everything until 100 words is bad. Everything between 100 and 500 is fine, and over 500 needs to have five pictures.”
We don’t look at it like that. We try to look at the pages overall and make sure that this is really a compelling and relevant search results to users. And if that’s the case then that’s perfectly fine if that’s long or short or lots of images or not. That’s essentially up to you.
《翻訳》検索エンジンは「100文字に満たないすべてのページは悪い。文字数100~500程度が大丈夫で、500以上は5枚の画像がないといけない」と言ったようなページの文字数を数えるアルゴリズムを有してはいません。
検索エンジンはそのようにコンテンツを評価しません。検索エンジンはページの全体を評価し、ユーザーにとって有益で関連性の高いコンテンツが届くようにしています。それが担保できていれば、コンテンツの長さや画像の有無は関係ありません。全てはあなた次第です。
YouTube「Google Search Central」”English Google Webmaster Central office-hours hangout”
ジョンミュラー氏は「文字数が少なくてもユーザーに寄り添った質の高い内容であれば、評価する」と述べています。
SEO記事を作成するときは、ユーザー目線の内容を意識したコンテンツであれば、上位表示されやすいということです。
タイトルとメタディスプリクションの文字数を意識しなければならない理由は、表示される文字数が決まっているからです。
ユーザーが検索結果で、まず目にするのは「タイトル」と「メタディスプリクション」です。
表示される文字数の中でキーワードや内容がイメージできなければ、クリックされません。
検索結果に表示されたタイトルのクリック数は、検索エンジンが行うコンテンツの評価にも影響します。そのため、タイトルに表示される文字数の目安を知り、対策することが大切です。
ちなみに、検索結果で表示される文字数は、デバイスや検索エンジンによって異なります。
パソコンは約30〜35文字程度、スマホの場合は約36〜41文字まで表示されます。
タイトル文字数を30字程度までに収めれば、どのデバイスでも最後まで表示可能です。
検索エンジンによって異なりますが、表示文字数の目安は115〜120字です。
120字以上になると、超えた文章は省略され、「…」と表示されます。
検索意図に沿った内容とは「ユーザーの疑問を解決するコンテンツ」「信ぴょう性のあるコンテンツ」を指します。
どのような意味かをそれぞれ解説します。
検索エンジンは、ユーザーの疑問を解決するために存在しています。
ユーザーが求めているのはあくまで情報であり、文字数を求めているわけではありません。
Googleが掲げる10の事実にも「Googleは検索を行う会社であり、検索問題を解決することだけに焦点を置いている」と明記しています。
Google は検索を行う会社です。検索問題を解決することだけに焦点を置いた世界最大級の研究グループを有する Google は、自分たちにできることが何か、それをもっとうまくやるにはどうすればいいかを知っています。複雑な問題も反復に反復を重ねて解決し、すでに膨大なユーザーが情報をすばやくシームレスに検索できているサービスに対しても、絶え間ない改善を続けています。検索分野で培った技術は、Gmail、Google マップなどの新しいサービスにも応用されています。Google では、他の分野でも検索技術を活用することで、ユーザーが生活のあらゆる面においてさまざまな情報にアクセスして利用できるよう努力を続けています。
Googleが掲げる10の事実
SEO記事を作成するときは、ユーザーが検索した疑問を、すばやく正確な情報で解決することを意識しましょう。
検索エンジンはE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)に基づいて品質を評価しています。
中でも特に検索エンジンが重要視しているのは”信頼性”です。
発信内容に経験・専門性・権威性・信頼性を持たせるには、下記の方法があります。
良質な被リンクとは、配信内容に関連する記事から得た外部リンクです。
無関係のサイトから得た被リンクは、信ぴょう性において検索エンジンからの評価が下がります。
参照資料:General Guidelines
SEO記事を上位表示させるために大切なことは下記の3つです。
検索エンジンは、コンテンツの質に重点を置いているため、上記3つを意識することで、上位表示されやすくなります。
どのようなことを意識し、行動すればいいのか解説します。
SEO記事に求められているのは”ユーザーの検索ニーズを満たす”ことなので、検索理由や心理といった検索の背景を知らなければなりません。
「ペット保険」で検索する心理には「ペット保険に入るべきか悩んでいる」「どのペット保険がいいのか探している」「ペット保険の保証内容を知りたい」などが考えられます。
検索する心理を考えることは、ユーザーが持つ悩みの理解し、疑問を解決する記事作成をことを可能にします。
ユーザーにとって的を外れた内容の記事は、上位表示されません。
インデックスごと検索エンジンに削除されることもあります。
検索意図は、キーワードやライバル記事の分析からわかるので、必ず調査しましょう。
入念にリサーチをすることで、内容に信ぴょう性が出るため、上位表示されやすくなります。
リサーチ内容は下記の通りです。
一つずつ解説します。
キーワードを分析・調査するときは、以下をチェックしましょう。
キーワードの検索ボリュームや流入キーワードの調査は、ユーザーが求めている情報や競合数(ニーズが多いキーワード)を知るのに役立ちます。
ニーズの少ないキーワードで記事を書いても、需要がないためユーザーに読まれません。
競合記事が多いキーワードは「レッドオーシャン」と呼ばれ、上位表示が難しいです。
上位表示されやすい記事を作成するために、ニーズが多く競合数がそれほど多くないキーワードを選定することがSEO記事では重要です。
検索ボリュームや流入キーワードは、ウーバーサジェストというツールを使えば、簡単に調べられます。
検索意図に沿った記事を書くためには、ユーザーの検索心理(疑問に感じている事柄)とゴール(ユーザーの疑問を解決できる内容や見出し構成)を知る必要があります。
ゴールは、検索意図に沿った記事を書くために重要な要素です。
「ヘルパンギーナ」で調べる場合、ヘルパンギーナの病気の概要を知るのがゴールなら、症状や原因のみで検索意図に沿っています。
しかし、治すことがゴールなのであれば、症状や原因だけでは情報が足りません。受診科目や治療方法、検査方法の情報も必要です。
サジェスト・関連キーワード調査は、ユーザーの検索意図やゴールを知るために行います。
サジェストキーワードは、検索エンジンの検索結果ページの一番下の候補で上がっているキーワードです。
関連キーワードは、キーワードを入力したときに候補で出てくるキーワードです。
サジェスト・関連キーワードは、ウーバーサジェストやラッコツールなどでも調べられます。
検索ページの10〜20位までの競合記事の傾向を分析し、上位表示されている理由を探ります。
リサーチで見るべきポイントは「内容(見出し)」「想定されている検索意図」「構成の順序」の3つです。
ユーザーが求めている情報や答え、検索エンジンが評価している記事の傾向がわかります。
競合記事の比較も大切です。
各記事を比較して、検索意図に答えきれていない部分を探しましょう。その部分こそが、他の記事にはない差別化につながる独自要素となります。独自の要素によって、検索者を喜ばすことができた場合、検索エンジンからいい評価を得られやすくなります。
検索結果で上位表示されていても、情報が間違っていることがあります。
答えに信ぴょう性があるか、公的機関のサイトや医療機関サイトなどの信頼できる情報元で調べましょう。
信ぴょう性があることを示すため、資料やデータの図解や引用元(参考文献)を掲載することも大切です。
とくに「ここ最近で2倍増加している」「〇〇効果が認められている」といった具体的な数字や、研究データを示す内容は、一次情報のチェックが必要です。
エビデンスのある情報を資料や図解を使いながら解説することで説得力が増します。検索エンジンからの評価も高くなり、検索エンジンで上位表示されやすくなります。
サイト全体を通じ、一貫性のあるテーマで発信した方が、検索エンジンに専門性があると認識されやすくなります。
検索エンジンに評価されるためには、専門分野に関する情報を継続して発信することが重要です。SEOに関する話題はSEO業者のサイト、転職に関する話題は転職サイトで発信したほうが上位表示されやすくなります。専門性にあった検索キーワードを選択し、記事にするテーマを選択しましょう。
思わずクリックしたくなるような、目を引くタイトルやメタディスプリクションを考えましょう。
タイトルを付けるポイントは、以下の通りです。
検索キーワードを前半に入れることで、求めた内容があるとすぐにわかります。
人は左からタイトルを見るため、後半にキーワードを入れるよりも、前半に入れたほうがユーザーの気を引き、クリックされやすいです。
検索結果ページに表示されるタイトルの文字数には制限があります。
制限内の表示かつユーザーの目を引かせるために、具体的で32字程度のなるべく短いタイトルにするのが理想的です。
文字数ばかりに気を取られ抽象的な言葉を選ばないように気をつけなければなりません。
ユーザーに読みたいと思わせることができず、クリックされない可能性があります。
記事内容を具体的に訴求し、一目見ただけでも記事内容がわかるようなタイトルにしましょう。
どのような疑問を解決するのかを明確にしたタイトルを付けましょう。
タイトルにユーザーの疑問や悩みに寄り添った記事であることをはっきり伝えることで「自分のための記事だ」と思ってもらえます。
ユーザーが思い浮かべる言葉を使うと、記事内容をイメージしやすくなります。
ユーザーが思い浮かべる言葉は、関連キーワードやサジェストキーワードに反映されています。
文章の流れに違和感を生まない程度に関連・サジェストキーワードを積極的に使い、検索者が思わず確認したくなるようなフレーズを考えましょう。
メタディスプリクションを書くポイントは下記の通りです。
メタディスプリクションは、読む前に記事の内容をわかりやすく伝えるためにあります。
検索者に「あなたのために書いた記事です」と伝わるように書かなければなりません。
どのような悩みを解決する記事なのかを、120字以内にまとめましょう。
SEO記事は、文字数よりもコンテンツの質に力を入れることが重要です。
文字数は選定したキーワードによっても異なりますし、最適な文字数は存在しません。
ただし、表示される文字数が決まっているタイトルとメタディスプリクションは別です。
表示される文字数の目安に収まるようなキャッチコピーや文章を考えなくてはなりません。
「株式会社なかみ」なら、SEOの知識を駆使した記事作成が可能です。
Webコンテンツ制作専門の企業ですので、安心しておまかせください。