2024.11.17
Webライティングセミナー「プロWebライター養成5時間集中講座」
Column
2024.4.15
SEO
「SEO対策を初めてやるけれど難しそう」
「初心者でも簡単にできるSEO対策を知りたい」
「現在ある記事のPV数を伸ばしたい。リライトってどうやってすればいいの?」
SEO対策について知識を身に付け実行すれば、初心者でも自分のサイトを上位表示させ、PV数を増やせます。
本記事では、初心者でもできるSEO対策を紹介します。実際に、自分のサイトで試してSEO対策の効果を実感してください。
目次
SEO対策はユーザーファーストの考え方が重要です。検索エンジンに評価され検索結果の上位に表示されるためには、ユーザーにメリットや利便性を与えられるかがポイントです。
ユーザーファーストの記事を作成するには以下2つに注目しましょう。
以下より、2つのポイントを達成するためのSEO対策の手順を紹介します。初心者の方でもできる対策なので、手順を理解し、実際に取り掛かってみましょう。
まずは、どのキーワードで上位表示を目指すのか対策キーワードを決めます。
対策キーワードの決定には、以下2つの要素に注目し、キーワードの需要を理解しなければいけません。
具体的にどのような点を意識すれば良いのか解説します。
対策キーワードを検索する人物のイメージを明確にしましょう。ペルソナ設定と呼ばれる作業です。
対策キーワードをどのような人がどのような背景で検索するかを明確にイメージすると、検索意図に寄り添った記事を作成できます。以下のように5W1Hのイメージで人物像を想定してみてください。
5W1Hすべてを想定できると人物像の解像度は増しますが、対策キーワードによっては想像するのが難しい場合もあります。無理に想定して偏った人物像にしてしまうのは避けましょう。
検索キーワードのボリュームを意識し、ロングテールキーワードから狙いましょう。
検索ボリュームとは、キーワードがどのくらい検索されているかを示す回数です。せっかく作成した記事がそもそも検索をほとんどされないキーワードであればPV数は増えません。Googleキーワードプランナーを活用してどのくらい検索されているか確認しましょう。
初心者は「SEO 初心者 やり方」のように、複数キーワードからなる「ロングテールキーワード」の対策から始めるのがおすすめです。「SEO」のような検索ボリュームの大きい「ビッグキーワード」で設定してしまうと、競合相手が強かったり、対策しているサイト数が多くて自分の記事が埋もれてしまいます。
ロングテールキーワードはビッグキーワードほど検索ボリュームは大きくありません。しかし、競合がそこまで強くなく、検索上位を狙える可能性が高まります。またロングテールキーワードは検索意図が明確で、コンバージョンにつながりやすい点もメリットです。
検索ボリュームが大きいからといってビッグキーワードから取り組むのではなく、複数のロングテールキーワードで上位表示できる記事を作成し、流入を増やしましょう。
検索をしたときに表示される「関連キーワード」「サジェストキーワード」「関連する質問」を分析し、検索ニーズを読み取りましょう。これらは検索キーワードに関連したり、検索キーワードから連想されるものを、過去の検索履歴や関連サイトなど様々な要因を元に表示しています。
SEO対策をする際に参考にすると、検索者の意図を取り入れたり、疑問を先回りした記事の作成が可能です。
関連キーワード・サジェストキーワード・関連する質問のそれぞれの特徴は以下の通りです。
関連キーワードは、検索ページ下部に表示されるキーワードです。
検索エンジンが、検索キーワードと関連して過去に検索されたキーワードやその検索回数、参考サイトなどを元に候補を表示します。
サジェストキーワードは、検索窓にキーワードを入力する際に表示されるキーワードです。
関連キーワードとの違いは、自分の検索履歴も加味された検索候補を表示する点にあります。
関連する質問とは、検索しているキーワードに対し、良く検索される質問です。
検索ページ中部に表示されています。
対策キーワードで検索した結果、検索上位の記事でどのような内容が書かれているか確認しましょう。
検索上位の記事は検索エンジンが決定した「現在の検索キーワードの最適解」を表示しています。つまり、対策キーワードで検索した検索者が知りたい情報が何かを判断する材料です。
加えて、上位記事がなぜこの順位なのか考えてみましょう。特に以下のようなポイントに注意しながら上位記事を見比べてみてください。
検索者が満足する記事を作成するにはどのような内容が必要で、どのような順番で解説するかを決定する構成は、SEO対策にとって重要です。
しっかり調査・分析し、自分の記事に落とし込めるようにしましょう。
構成を作成する際には、検索者の手間を減らすことを意識し、検索者が知りたい順に情報をだすようにしましょう。
たとえば、「SEO対策 手順」と検索している人に対し、「SEO対策とは?」「SEO対策の重要性」などの解説から始めては、本当に知りたい情報になかなかたどりつかず、検索者は記事から離脱してしまいます。
離脱を防止するためにも、検索者の知りたい答えがすぐにわかる構成を作成しましょう。
執筆では、無駄のないシンプルな文章で読みやすくしましょう。
構成が検索者の意図に合致し、本文の情報量が充実していても、読みにくい文章だと記事から離脱されます。
具体的にどのような点に注意して執筆すれば読みやすい文章になるのか具体的な方法を紹介します。
文章は、「結論→理由→具体例→結論」の順で執筆しましょう。「PREP法」と呼ばれる執筆法です。
結論を先に伝えることで、何について解説されるのかを理解した上で文章を読み進められます。情報を整理しやすく、内容を簡潔に伝えられるメリットがあります。結局何が言いたかったのかわからず、もう一度文章を読み直さなければならないといった手間がかかりません。
必ずしもPREP法を使わなければならないわけではありませんが、結論を先に伝えることは意識しましょう。
一文は長くなりすぎないように注意しましょう。60文字程度が理想です。
一文を長くしてしまうと、主語がわからなくなって内容を理解しにくかったり、スマホ表示にしたときに画面が文字だけになって視認性が悪くなったりします。
一文一意を意識して文章を分けたり、不要な接続詞を削ったりしてコンパクトな文章を作りましょう。
検索者は確実な情報を求めています。曖昧な表現は避けるようにしましょう。
「だそうです」や「かもしれません」のような曖昧な表現は使用せず、断定できる範囲の情報を責任を持って断定して解説してください。曖昧な表現では「結局どうなの?」と読者を悩ませることになってしまいます。
また「多い」「少ない」のような、読者によって基準が異なるような表現も避けましょう。できるだけ根拠となる具体的な数値を出して解説し、認識のズレを防ぎます。
すべての情報に対して断定できるわけではないので、断定できる範囲のレベルの見極めも重要です。
「〜することができる」「〜ということである」のような、文章を無駄に引きのばす冗長表現を避けましょう。
話し言葉として使用するときは違和感がない表現でも、文章にすると内容がぼやけてしまう表現になってしまいます。
執筆後に「Ctr+F」で検索モードにして、冗長表現になりやすい語句を検索してチェックしてください。該当する箇所を発見したら、別の表現で言い換えられないか、本当に必要な表現かを確認しましょう。
漢字の使い過ぎを避け、ひらがなとのバランスを意識しましょう。「漢字3:ひらがな7」が理想です。
漢字だらけの文章は堅苦しいイメージを与えてしまい、それだけで読む気がなくなってしまいます。また、「宜しくお願いします」や「如何ですか」よりも「よろしくお願いします」「いかがですか」の方が文書も読みやすくなります。
漢字とひらがなのバランスを大切に、読みやすい文章かを確認しましょう。
画像や見出しにはタグを付けましょう。
検索エンジンの検索結果は、サイト内を巡回するクローラーによって集められた情報を元に決定しています。
クローラーは「タグ」によってどのような画像が添付されているのか、どこが見出しなのかを判断するため重要です。
画像は画像タグでどのような画像かわかる名前を付けましょう。
見出しは<h2>が大見出し、<h3>が中見出し、<h4>小見出しといったように数字が大きくなるほど細かい内容の見出しとなります。見出しは<h4>以上はほとんど使用しません。
記事は情報の正確性のほかにも「最新であるか」が重要です。情報はどんどん古くなっていくため、定期的に記事の内容を見直し、最新の情報に更新しましょう。
読者は最新で正確な情報を求めています。定期的に記事をリライトして質の良い情報を提供しましょう。
記事は公開したら終わりではありません。定期的にリライトして記事の質を高めていかなければなりません。
以下より、既存記事のリライトの方法を紹介します。
対策キーワードを実際に検索し、既存記事と上位記事の見出し内容を比較しましょう。
検索者の求める情報は変化します。記事を作成した際には検索ニーズに合致していた内容が、数か月後には検索ニーズを十分に満たせていない記事になっている可能性があります。
不足している情報はないか、古い情報のままになっていないか確認し、必要に応じて修正を加えましょう。
順位が落ちてしまった記事は、検索者が一番知りたい情報が記事上部に記載されていない場合があります。
検索者が知りたい情報は何かを再度検討し、構成の順番を練り直しましょう。
知りたい情報がすぐに手に入る記事に修正し、離脱を防止してください。
誰が読んでも読みやすい文章になっているか推敲して確認します。自分で読み返しても気が付かない場合があるため、読む条件を変えて読み直すのがおすすめです。
以下の方法を試してみてください。
漢字が多い文章になっていないか、曖昧な表現を使っていないかなどに注意して文章をチェックしてください。
SEO対策を学ぶのにおすすめな書籍を3冊紹介します。書籍は権威性や信頼性の高い情報が記載されています。
インターネット上の情報だけでなく、書籍を使った学習を並行するのがおすすめです。
「10年つかえるSEOの基本」は、これからSEO対策を始める方にぴったりの入門書です。
初版は2015年と約10年前の書籍ですが、トレンドに振り回されないSEOの基本的な考え方が身につきます。
SEO初心者のすずちゃんがSEOの専門家である土居君に質問する形で解説が進みます。
前半は検索エンジンについて解説。後半は実際にSEO対策でWebサイトを最適化する方法をまとめています。
変わらないSEOの考え方を習得できるため、長く使えるSEO対策の本としておすすめです。
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション」は、マンガを読むような感覚でSEOに強いライティングについて理解できる本です。
ストーリー形式で具体例を踏まえながら記載されており、検索エンジンに評価される記事を作るコツや、わかりやすい文章の書き方を学べます。
なお、この本には「通常版」「アップデート・エディション」があります。購入する場合は、加筆修正されている「アップデート・エディション」を選びましょう。
1時間でわかると銘打つだけあり、ページ数は160ページと多くありません。SEOについて学びたいけれども忙しくて時間がないとお悩みの方にぴったりな書籍です。
SEOの基礎知識から内部対策・外部対策にいたるまで、基本的なことから最新のSEO対策の全体像まで学べます。
要点に絞って解説するため、すぐに実践できるSEO対策を身に付けられます。
SEO対策を実施する際にはツールも合わせて活用するのがおすすめです。
以下では、SEO対策に役立つツールを2つ紹介します。SEOに必要な膨大な情報を抽出しまとめるのを手助けするので使ってみてください。
ラッコキーワードは、対策キーワードを決定する際に役立つツールです。対策したいキーワードを入力すれば、サジェストキーワードが抽出されるため、検索者の需要が高いキーワードを把握できます。
自社サイトのターゲットが検索しそうなキーワードを入力し、サジェストキーワードを確認することで、どのようなキーワードでコンテンツを作成すれば良いか判断可能です。
また、有料機能ではありますが、サジェストキーワードの月間検索ボリュームも調べられるため、どのキーワードから対策するか優先順位を決める際にも役立ちます。
ラッコキーワードURL:https://related-keywords.com/
Googleサーチコンソールは、Google検索での以下のような情報が分析できるツールです。
SEO対策は、「上位表示ができていない」、「上位表示はできているがクリックされていない」など、問題によって必要な改善策が異なります。
GoogleサーチコンソールによりユーザーがWebサイトにどのようなキーワードで流入したか、実際にアクセスにつながったキーワードは何かなどを把握することで、流入を増やすためにはどのような施策が必要かを判断するのに役立ちます。
Googleサーチコンソール:https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
SEO対策で成功するには、ユーザーファーストの記事作成が重要です。ユーザーファーストの記事には以下のような特徴があります。
上記のポイントを達成できるよう意識して記事を作成しましょう。
ただし、SEO対策はすぐに効果が出る施策ではありません。サイトの状況やSEO対策のやり方によって効果の出る時間は異なります。さらに、SEO対策をしたからといって必ずしも検索上位に表示されるわけではないことを知っておきましょう。
SEO対策は分析と改善を繰り返していく必要があります。まずは競合となる上位記事を調査し、検索意図に合致した記事を作成しましょう。
ユーザーファーストの記事作成を自社で対応するのは難しいとお悩みの方は、弊社なかみへご相談ください。
検索者に徹底的に寄り添った記事作成が強みです。まずはお気軽にお問い合わせください。