2024.12.3
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Column
2024.4.22
SEO
「自分でSEO対策ってできるのかな?」
「外部に任せるのは費用がかかるしなぁ」
SEO対策は自分でもできます。ただし、成果を出すには知識が必要です。
本記事では、自分でできるホームページのSEO対策のやり方を紹介します。
自社のホームページをより多くの人に届けられるように、自分でSEO対策に挑戦してみましょう。
目次
初心者でもできるSEO対策を7つ紹介します。
初めてSEO対策する人でも、ポイントを押さえれば検索結果の順位向上にもつながるため、ぜひ実践してみましょう。
自分のホームページのターゲットとなるユーザーが、どのような悩みを抱えているか、どのようなキーワードで検索するかを考え、SEO対策したいキーワードを整理しましょう。
ホームページへの流入を増やすためにも、リスト化するキーワードはターゲットのニーズにあったキーワードであることが重要です。
自分のホームページのターゲットとなるペリソナを設定して、ターゲットのニーズを把握しましょう。ペルソナとは、年齢や仕事などさまざまな観点から、自分のホームページの典型的なユーザー像を具体的に表したものです。
ペルソナを設定しておくことでどのような悩みを抱えているかがイメージしやすくなり、狙うべきキーワードを発見できます。
自分のホームページを訪れるユーザー像を想像して、SEO対策したいキーワードをまずは洗い出してみましょう。
リスト化したキーワードの中から、実際にどのキーワードから対策するのかを決定します。選定時には、サジェストワードと検索ボリュームを調査しておきましょう。
サジェストワードとは、検索ボックスにキーワードを入力すると、自動的に表示される関連ワードのことです。ユーザーが実際に検索しているワードを反映しています。
特定のキーワードに対し、検索ユーザーがどのような情報を求めているのかが深く理解できるため、よりニーズにあったキーワード選定が可能です。
検索ボリュームとは、検索エンジンで検索された回数のことです。検索ボリュームが大きいほどよく検索されており、そのキーワードに関心を持つユーザーが多いと判断できます。検索ボリュームが大きいキーワードで上位表示ができれば、ホームページへの多くの流入が見込めますが、競合も多いため、検索結果の上位に表示するのは容易ではありません。
一方、検索ボリュームが少ないキーワードは競合が少ないため、記事が上位に表示されやすくなります。ただし、検索ボリュームの少ないキーワードの記事を1、2本作っても検索される回数が少ないため、ホームページへの流入は多く見込めません。
関連する検索ボリュームの低いキーワードの記事を多く作成し、アクセスできる入口を増やすことが必要です。
ユーザーの悩みを考慮しつつ、検索ボリュームを参考にして、SEO対策するキーワードを選定しましょう。
SEO対策するキーワードが決まったら、決定したキーワードを検索し、上位に表示されている記事を分析しましょう。
上位に表示されている記事は、現在のGoogleが、そのキーワードを検索したユーザーの検索意図に合った記事を反映しています。
上位の記事を分析することで、検索ユーザーが求めている情報が何かを把握できます。どのような話題にどのような順番で触れているのか、自分の記事に組み込むべきキーワードや情報は何かを確認しましょう。
ただし、内容を真似するのではなく、あくまで「切り口」を参考にし、内容は切り口に合わせて、独自に調査することが重要です。
検索ユーザーが求める情報を分析し、独自の記事の構成を考えましょう。
記事のタイトルや大きな見出しには、キーワードを含めることも重要です。
特にタイトルは検索結果で検索ユーザーが最初に見る部分で、記事を読むかどうか判断するポイントです。検索ニーズにあったキーワードがタイトルに含められていると、自分に関係がある記事だと判断でき、クリックの促進につながります。
また、Googleの検索エンジンは、ロボットが記事を回遊し、検索ユーザーの求める情報が記事に書かれているかを判断します。タイトルや見出しにキーワードを含めると、検索エンジンが記事の内容やテーマを理解しやすくなるため、意識してキーワードを含めるようにしましょう。
ただし、キーワードを意識しすぎて不自然な文章になってしまうと、検索ユーザーが読みにくい文章になります。検索ユーザーが違和感を覚えない程度にキーワードを含め、不自然な文章にならないように注意してください。
文章を書くときは、結論から書き始めましょう。ユーザーは悩みや疑問があって検索しているため、すぐに答えに辿り着かないのはストレスになるからです。
先に結論を知ることで、検索ユーザーは文章の要点を把握した上で文章を読み進めるため、内容を理解しやすくなります。結論を書いたあとは、「理由」「具体例」の順に書きましょう。
理解しやすい記事は、検索ユーザーの満足度が高く、滞在時間がのびます。滞在時間が長いと、ユーザーにとって価値のある内容を提供している記事だと検索エンジンが判断するため、検索結果の順位が向上しやすいのが特徴です。
「結論」「理由」「具体例」の順番を意識して、ユーザーにとって読みやすい文章を書きましょう。
検索エンジンに記事を評価してもらうためには、タグを使用することが重要です。タグとは、Googleの検索エンジンのロボットに記事の内容を伝えるためのコードです。Googleの検索エンジンは、タグを通して文章の構成や記事の内容を把握します。
タグの中でもSEO対策で重要なタグは、以下の3つです。
「title」タグは、記事のタイトルを表します。検索結果のページに表示される重要なタグです。ユーザーが記事の内容を理解する上で重要な手がかりとなります。
「meta」タグは、検索エンジンに記事のテーマや内容、キーワードなどの情報を提供するタグです。
特に「meta description(メタディスクリプション)」は、タイトルと同様に、検索ユーザーが記事を読むか判断する材料となるため重要です。
「meta description」とは、検索結果上に表示される150文字から160文字程度の記事の説明文を指します。クリックを促進するために、検索ユーザーの興味を惹く魅力的でわかりやすい説明文を書きましょう。
「h」タグは、記事の見出しを表します。h1やh2、h3のように表示され、数字が小さいほど重要な見出しになり、大きな文字サイズで表示されるのが特徴です。
hタグで構造化された記事は、検索ユーザーが読みやすいよう内容が整理されています。検索エンジンも記事のトピックやテーマを理解しやすくなるため、より適切な順位をつけられます。
HTMLタグでユーザーや検索エンジンにわかりやすい情報を提供しましょう。
公開したコンテンツの検索順位をよりよくするためには、すでに公開したコンテンツの定期的なリライトが欠かせません。
検索エンジンは、常にユーザーに最新で有益な情報を提供することを目指しています。コンテンツの改善や更新を怠ると、検索結果の順位が下がりやすくなってしまいます。
リライトでは、すでに公開した記事で以下のような改善を実施しましょう。
既存記事でどの記事をリライトするかは、「検索結果の順位」と「クリック率」を参考に決定しましょう。
あと少しで上位5位以内や、検索結果の1ページ目に入りそうな記事は、リライトの優先順位が高い記事です。検索エンジンから一定の評価を受けていますが、まだ完璧ではないと判断されています。競合サイトと比較して、不足している情報やキーワードを追加できないか検討しましょう。検索ユーザーのニーズに沿ったリライトができれば、上位に表示される見込みがあります。
クリック率が低い場合は、検索ユーザーにとって魅力的ではないタイトルやディスクリプションになっている可能性があります。Google Search Consoleでクリック率を確認し、タイトルやディスクリプションをよりユーザーの興味関心を惹くものへと改善しましょう。
検索結果で上位に表示されているからといって油断してはなりません。クリック率が低かったり、情報が古くなっていたりする場合は、積極的に既存記事のリライトをしましょう。
SEO対策を自分で実施する際、キーワード選定や競合分析に役立つさまざまなツールを活用するのがおすすめです。
以下より無料で使用できるツールを4つ紹介します。
ラッコキーワードは、特定のキーワードに関連するサジェストワードを調査できるツールです。検索ユーザーのニーズに合ったキーワード選定をする上で役立ちます。
サジェストワードは、Googleの検索ボックスにキーワードを入力して確認できますが、調査できる数に限りがあります。一方でラッコキーワードは、多くのサジェストワードを一覧で確認できるため、より多くの情報を1度に入手可能です。
Googleだけでなく、YouTubeやAmazon、楽天などのサジェストワードも調査できるため、さまざまプラットフォームにおけるユーザーの検索意図が理解しやすい点も魅力です。
選択したキーワードに基づいて、SEO対策に有効な記事タイトルを自動的に提案する「記事タイトル提案機能」もあります。
Ubersuggestは、キーワード調査ができるツールです。Ubersuggestの特徴は、検索ボリュームや、SEOの難易度、上位20位になる可能性を数値で表示する機能です。自分たちが対策をして成果を見込めるキーワードかどうか、判断しやすくなります。
他にも、直近12ヶ月分の検索ボリュームの推移を表示する機能があり、季節によるキーワードの需要の変化を確認可能です。
キーワードの需要が高まる時期に、関連する記事を増やしたり、既存の記事を更新することで、検索エンジンに検索ユーザーのニーズにあった情報を提供していると判断してもらえます。
また、自分のホームページのURLを登録すれば、SEOの状況を分析できます。記事の文字数不足やページの読み込み速度が遅いなどの具体的な問題点を把握でき、改善に必要な情報を提供します。
改善ポイントが明確になるため、具体的な改善策が立てられるようになる点がメリットです。
Google Search Consoleは、ホームページのSEOに関する分析や改善を行うためのツールです。特定のキーワードの検索順位など、検索エンジンでの表示状況を確認できるため、SEOの改善策を立てられます。
初めてGoogle Search Consoleを使う人におすすめの機能は、以下の4つです。
・検索パフォーマンス分析
「検索パフォーマンスの分析」は、特定のキーワードの「平均掲載順位」「表示回数」「クリック数」「クリック率」を確認できる機能です。自分のホームページがどのキーワードで、どのくらいの順位に表示され、ユーザーにどれくらいクリックされているかがわかります。
・URL検査
「URL検査」では、その記事がGoogleの検索結果にインデックスされているかを調べられます。記事はインデックスされていないと検索結果に表示されないため、インデックスされていない場合は登録をリクエストする必要があります。
・セキュリティと手動による対策
「セキュリティと手動による対策」は、Googleからペナルティを受けてないかを確認できる機能です。Googleの提示するガイドラインに違反すると、SEO対策をしているにもかかわらず検索順位が上がらなくなったり、検索順位が極端に下がったりします。
・リンク
「リンク」は、内部リンクと外部リンクの状況を確認できる機能です。リンク数だけでなく、どのホームページの、どの記事から、どの記事へのリンクが貼られているかという詳しい情報がわかります。外部リンクで明らかに関連性がないリンクや低品質なリンクの場合は、検索結果の順位に影響があるため、否認申請をしましょう。
上記の機能を活用し、自分のホームページに必要な改善策を実施しましょう。
Google Analyticは、自分のホームページにアクセスしたユーザー像を可視化でき、ユーザーの行動を分析できるツールです。「どのような人」が、「どこから」アクセスしているのか、「どこ」の記事を、「どれくらい」見ているのかが把握できます。ため、ホームページの改善に役立ちます。
Google Analyticで確認したいポイントは、以下の3つです。
上記の機能により、自分のホームページを改善する際に役立ちます。
たとえば、訪問数が多いページと少ないページを特定し、人気のあるページはさらに強化して、訪問数の少ないページは検索者のニーズにあっているかどうか内容を見直すといった改善計画が立てられます。
より効果的なSEO対策を行いたい人に向けて、もう少し踏み込んだSEO対策の内部施策と外部施策を紹介します。
内部施策と外部施策にチャレンジしてユーザーのアクセス数を増やし、検索結果での順位向上を目指しましょう。
内部施策は、検索エンジンにホームページを正しく理解してもらうためのSEO対策です。記事の内容や構造を改善することで、検索エンジンからの評価を高め、検索順位の向上が期待できます。
初心者でもできる内部施策は2つあります。
1つ目は、記事の表示速度を速くすることです。表示速度が遅いと、ユーザーにストレスがかかるため、記事から離脱されかねません。
遅くなる原因は、おもに画像のサイズが大きすぎることです。「TinyPNG (https://tinypng.com/)」のようなツールを活用し、画像を軽量化しましょう。
2つ目は、自分のホームページ内で関連する記事同士をリンクさせることです。
ユーザーが興味深いトピックや、関連する情報の記事に簡単にアクセスできるため、自分のホームページ内での滞在時間がのびます。ユーザーの満足度向上や滞在時間の延長は、全体の記事の順位向上につながりやすい傾向です。
また、検索エンジンのロボットが、ホームページ内を効率的に回遊でき、すべての記事を把握しやすくなります。記事の関連性を理解しやすくなり、検索エンジンはユーザーの検索意図に合った最適な記事を提供できます。
内部施策を実施し、ホームページの使いやすさと品質を向上させ、ユーザーと検索エンジンの双方に見やすいホームページを提供しましょう。
外部施策は、ホームページへのアクセスを向上させるために、SNSなどを活用して自分のホームページ外から集客をするSEO対策です。他人が自分の記事にリンクを貼ったり、SNSで共有したりするのも含まれます。
初心者でもできる外部施策は2つあります。
1つ目は、SNSで自分のホームページを拡散することです。SNSから多くの人にリンクを押してもらえれば、ホームページへのアクセスも増加し、それぞれのブログやホームページにリンクを共有してもらいやすくなります。
2つ目は、シェアボタンを設置することです。よくSNSで見られる共有ボタンで、すぐに実行できる外部施策の1つです。検索ユーザーが記事の内容をよいと感じたら、すぐ記事をSNSに共有できるようにしておきましょう。
外部施策を行うときは、記事に設定しているリンクが表示されないリンク切れには注意してください。定期的にリンクを確認して、必要であればアップデートします。
他にも外部施策として、信頼性の低いホームページのリンクや、関連性の低いリンクを追加するのはやめましょう。検索エンジンに信頼できるホームページではないと判断されるため、検索結果の順位に悪影響があります。
SEO対策に関する情報はインターネット上でも豊富にありますが、より信頼できる情報を効率的に得るには書籍がおすすめです。
ここでは初心者向けにおすすめの書籍を3冊紹介します。
「10年つかえるSEOの基本」は、SEOの目的やアプローチ、効果の分析方法までを丁寧にまとめています。SEOのテクニックは頻繁に変化していきますが、変わらないSEOの本質的な部分が書かれている1冊です。
初めてSEOについて学ぶ人にとって、やさしい入門書です。
「沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲—アップデート・エディション」は、ライティングで検索エンジンからの評価を得るためのポイントが詰まった本です。コンテンツを通じて集客を促進するための戦略が解説されています。
自分でライティングをしていて、集客や上位表示を狙っている人におすすめの一冊です。
「いちばんやさしい新しいSEOの教本 第2版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方[MFI対応]」は、シリーズ化されているほど人気のある本です。内容は、著名な講師によるセミナー形式で進むため、初心者にもわかりやすくまとめられています。
SEO対策による効果を確認し、それに基づいて改善を進める方法も詳しく説明しています。
5年ぶりにリニューアルされた第三版は「スマホ画面」への対応や、現代の流れに合った新しい解説も追加されました。
SEO対策を専門家に依頼する場合の初期費用の相場は、約5万円から20万円です。ただし、依頼するSEO対策の内容によって異なります。
ここではSEO対策の種類と、それぞれの費用について紹介します。
各種SEO対策のおおよその費用相場は下記の通りです。
コンテンツSEOの費用相場は月5万円〜50万円です。アクセス数と検索順位の向上を目指し記事を作成します。記事の本数と単価によって月額の費用が変わってきます。
内部施策の費用の相場は月10万円〜100万円です。HTMLなどホームページの内部構造に焦点を当てた対策です。タイトルやメタディスクリプションの最適化、記事の表示速度の向上が含まれます。
外部施策の費用の相場は月1万円〜15万円です。記事の検索順位の向上を目指し、SNSを活用したり、関連性の高い他のホームページからリンクを獲得したりします。
SEOコンサルティングの費用の相場は月10万円〜100万円です。ホームページのSEO対策について専門的なアドバイスを提供するサービスです。適切なSEO戦略を効果的に立案し、実施計画をサポートします。
SEO対策は即効性のある施策ではありません。効果が出るまでに数ヶ月、長くて1 年以上かかる場合があります。自分で実践できる範囲のSEO対策を実施しても期待した効果が得られ
れない場合は、専門家に相談するのも選択肢の1つです。
専門家への相談は費用が必要ではありますが、効果的な戦略を見つけ、最大限の成果を効率的に得られます。
初めから高額な費用をかけて専門家に依頼するのはハードルが高いため、最初は、本やオンライン情報などから自分でできる範囲のSEO対策を学んで実践しましょう。
効果的なSEOは時代と共に、絶えず変化し続けますが、ユーザーを最優先にする考え方はずっと変わりません。この考え方を常に心に留め、これからSEO対策に取り組んでいきましょう。
「自分でSEO対策に挑戦してみたけれど、本当にこのキーワードでいいか不安」「どの記事をリライトしたらいいか教えてほしい」など、SEO対策で困った時は、弊社なかみにご相談ください。
なかみは、Googleと同じように読者に目を向け、読者に徹底的に寄り添った記事を強みにしています。コンテンツ制作で重要なキーワード選定のご相談も可能です。
まずはお気軽にお問い合わせください。