2024.11.17
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Column
2023.6.22
SEO
Webサイトを見て店舗へ来店してくれる新規客を増やしたいと悩んでいませんか?
多くの人にサイトを見てもらうには、SEOの施策が必要です。SEOを効果的に活用することで、WebサイトやWebページを検索結果画面の上位に表示できます。
この記事では、初心者でもSEOを活用して上位表示できるサイトを作るためのコツを解説します。
目次
SEOとは、検索結果画面でコンテンツを上位に表示させるための対策です。Googleをはじめとした検索エンジンは、検索者にとって最適なコンテンツかどうかを評価し、表示の順位を決定します。
Webページ内の情報を検索者の検索意図に合わせ、情報を充実させたり、読みやすい文章にしたりすることで、記事は上位表示されやすくなります。上位表示されたコンテンツは多くの人に読んでもらえる機会が増え、新規客獲得に役立つ仕組みです。
そのためには、美容室のサイト内にブログやコラムといったコーナーを設けることが得策です。美容室を探している人が検索しそうなキーワードに対応するWeb記事を作成し、新規客と出会うきっかけをつくります。
一度作成した記事は、削除しない限り自店の資産としてWeb上に残り続け、読まれ続けます。そのため、SEOによりサイトの発信力や影響力を高めて、関心のある検索者と効果的に接触し続けることが可能です。
制作した記事のURLを記載したり、画像や動画などのコンテンツを利用することで、効果的なSNS運用にも活かせます。
SEOを効果的に活用するには、3つの視点が欠かせません。
内部施策は、Webサイトの構造を最適化するために、タイトルや見出しにキーワードを組み込んだり、メタディスクリプションを最適化する施策です。
内部施策には、下記の3つの役割があります。
【内部施策の役割】
①クロール対策:検索エンジンがコンテンツを認識できるようにする
②インデックス対策:Googleがコンテンツ内の情報を理解できるようにする
③ランキング対策:検索結果画面で上位に表示させる
クロールの対策は、Webサイト内に適切なリンクを配置することで実施できます。関連するリンクを検索者が閲覧しているページに配置すると、検索エンジンは効果的なクロールができていると判断します。
タイトルや見出しに検索キーワードを使用することも、検索エンジンがWebページの内容を認識する際の基準です。
情報が充実していて検索者にとって役立つコンテンツかが、Googleの評価では重要なポイントです。
内部施策の実施は、検索者に価値の高いコンテンツを提供するために欠かせません。
「外部施策」とは、Webサイトの外部からSEOに影響を与える取り組みのことです。
外部SEOや外部リンク対策、バックリンク対策、被リンク対策とも呼ばれます。
他のWebサイトからのリンクを増やすことで、SEOの評価は向上します。Googleは多くのサイトからのリンクを持つサイトを、品質の高いサイトと判断するからです。
SNSを使った自店の情報の継続的な発信も、認知の拡大とリンクの獲得につながる手法です。
検索者に役立つWeb記事などの公開で、SEO評価を高めて検索上位を目指す施策が「SEOコンテンツ」です。
効果的なSEOコンテンツ作りでは、対象検索者を理解する分析と、適切な検索キーワードの選定が欠かせません。
広告出稿と比べると、長期的な視点でコストパフォーマンスが高い点が特徴です。良質なコンテンツを継続的に公開することで集客を狙えます。
美容室は予約だけでなく、ヘアカタログやアレンジ紹介など、様々なコンテンツから集客の可能性を高めることができます。
ただし、適切なキーワード設定ができていないと、情報を届けたい相手にコンテンツを届けられません。キーワード選定は、以下の4つの手順で考えましょう。
自店に訪れるであろうターゲット像を具体的にイメージし、ペルソナを設定しましょう。
年代や業種・役職などの細かい条件にこだわらず、自店のサイトを訪れるターゲット全体に共通する悩みに焦点を当てたイメージを作り上げます。
STEP1でイメージしたターゲットの悩みを明確な言葉に変換します。
悩みの抽出には、スタイリストへの聞き取りが効果的です。お客さんとの関係性が近く、さまざまなコミュニケーションをとっているため、質の高い情報を持っている傾向があります。
よく聞かれる質問や会話の中で出てきやすいキーワードをヒントに、サイトに訪れる潜在顧客への発信をしましょう。
自店のサービスが、お客さんにどのように役立つかの視点が重要です。
STEP2で明確にした悩みを解決したい検索者は、どのようなキーワードで検索するかを考えます。悩みをジャンル別に整理し、関連するキーワードを組み合わせましょう。具体例は、下記の通りです。
実際に、キーワードを検索して検索結果画面を確認することで、検索者のキーワードに対する温度感やニーズを繊細に把握が可能です。
検索結果ページに表示される「関連キーワード」などからも、自分が思いつかなかった検索者の視点が見つけられます。
美容室のWebサイトで効果的な検索ワードには、以下のようなものがあります。
地名と美容室の組み合わせは、有効です。例えば「〇〇市 美容室」「〇〇駅 美容室」「〇〇駅周辺 美容室」などです。
大都市と組み合わせた検索ワードは、検索ボリュームが大きいビッグワードに分類されます。もし上位表示ができれば、多くの集客が見込めますが、ビッグワードは大手ポータルサイトが対策を行っているため、上位表示を狙うのは困難です。
ある程度地域を絞り込んでSEOを行うことで、上位表示を狙いやすくなります。近隣に競合店や全国展開のチェーン店がある場合は、検索結果の動向を参考にしてコンテンツを作りましょう。
施術メニューと地名の組み合わせは効果的です。
「カラートリートメント」「縮毛矯正」「ヘアメイク・着付け」など、メニュー名と地名を組み合わせることで、検索者が求めているサービスを提供している美容室として来店候補に加えてもらえます。
自店の特徴的なメニューや得意なサービスを積極的にアピールしましょう。
「ウルフカット」「ショートボブ」など、検索者が希望するヘアスタイルも、効果的なキーワードです。
スタイリストごとに得意なヘアスタイルを紹介したり、スタイルの特徴や完成時の雰囲気を伝えることで、検索者が理想とする美容室を選びやすくなります。
「カラー 失敗」「ストパー すぐ落ちる」など、お客さんが抱える悩みを具体的に表現しましょう。
解決方法を提案するコンテンツを用意することで、集客を増やせます。美容室の専門知識や質の高い情報の提供も効果的です。
それぞれのターゲットの悩みに応じたページを作成することで、情報との合致性が高まり、上位表示できます。
キーワードの候補がまとまったら、ツールを使って検索ボリュームを調査します。上位表示が狙えそうなキーワードを見つけましょう。
特に注目すべきは、ロングテールキーワードです。
これは3〜4つの語句を組み合わせた複合キーワードで、予約や来店などのコンバージョンにつながりやすい点が特徴です。
具体例としては、「〇〇駅 美容室 ミディアムヘア」「ヘアスタイル 長持ち おすすめ」「髪質 髪型 無料カウンセリング」などが挙げられます。これらのキーワードは、検索者の明確な意図を感じられるからです。
検索ボリュームは少ないかもしれませんが、検索意図が強いため、上位表示によってコンバージョンを得る可能性が高まります。積極的にコンバージョンに近いキーワードを使って、コンテンツ作りに取り組みましょう。
ただし、店舗の規模やドメインの強さによっては、検索ボリュームが大きいビッグワードは避ける方が無難です。大手サイトや徹底的なSEOをしているサイトが存在する場合、上位表示を目指すことは困難です。
ほとんど検索されないキーワードや、自店のサイトと検索意図が合わないキーワードは選ばないように注意してください。サイトの方針と合致しないコンテンツを作成しても、読まれることはありません。
美容室サイトでは、お客さんが知りたい内容を掲載することが重要です。
美容室へ来店する前にお店の雰囲気や特徴を知りたいというのが一般的な要望です。来店の不安を情報の充実度で減らし、心理的なハードルを下げることを意識しましょう。
サイトページの代表的な例は以下の通りです。
【サイトページの種類】
特に、ヘアスタイルやスタッフ紹介・店舗紹介のページでは、画像や動画の活用が重要です。充実したコンテンツ情報は、SEOにつながります。店舗名の表記を統一をして、検索ブレを防ぐことも重要です。
予約ボタンは目を引くデザインでわかりやすい場所に設置しておくと、お客さんが操作に迷わずスムーズに予約まで辿り着けるため、効果的なコンバージョンの獲得が期待できます。
Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)を活用すると、Googleの検索結果ページで上位表示の記事より上に自店舗の情報を記載できます。
Google検索やGoogleに店舗情報が表示されるため、店舗の近くにいる見込み客にアプローチが可能です。
掲載できる内容は、写真・メニュー・最新情報などで、登録後は定期的に情報更新をしておくことで集客効果を狙えます。
無料で利用できるため、導入までのハードルが低い点もメリットです。
理容室・美容室や飲食店、クリニックなど、多種多様な業種が利用しています。
Googleビジネスプロフィールを活用する際は、以下のポイントを意識しましょう。
【Googleビジネスプロフィール活用のポイント】
1. Googleビジネスプロフィールの定期的な更新
2. コンテンツの充実化(写真や動画の追加)
3. 施術メニューや料金プランの記載
4. 口コミや評価の管理と返信、お客さんとのコミュニケーション
特に、「4.口コミや評価」は、来店の判断材料として重要です。
口コミや評価に対する適切な管理や返信の実施は、お客さんへの誠実な対応する店舗である認識につながります。これにより、信頼性や印象の向上ができます。
自店サイトとGoogleビジネスプロフィールを連動させて、より多くの検索者に向けた効果的な集客をしましょう。
Googleビジネスプロフィールは、画面の指示に沿って店舗情報を登録するだけで申請ができます。
※Googleビジネスプロフィールはこちら
後日、自身が入力した住所に確認コードが書かれたハガキが届きます。記載されたコードを管理画面に入力したら、Googleビジネスプロフィールの登録は終了です。
美容室のサイトでSEOを効果的に活用するためのコツを紹介します。
コンテンツの充実には、質の高い記事を増やしていくことが必要です。
質の高い記事とは、読みやすく情報が正確で網羅性があり、検索者の疑問解決に役立つ記事を指します。
継続的に質の高いコンテンツを公開することで、特定の専門分野で検索者からの信頼を築けます。
検索者にとって役立つコンテンツであるかどうかが重要なポイントです。
コンテンツの信頼性は、有益な記事が豊富に存在するほど高まります。
さまざまな検索者のニーズに対応した検索ワードに関するコンテンツが充実していると、検索結果画面の上位に表示されやすい傾向です。
上位表示されるコンテンツが増えれば、自店サイト全体へのアクセス数も増加します。コンテンツの充実には、量と質の両方に注意をしましょう。
検索者がコンテンツを読む際の重要な判断基準は、タイトルや見出しです。
タイトルでは、コンテンツの内容や読むメリットをわかりやすく伝えましょう。文字数を27文字程度に収めれば、タイトル全文が検査結果画面に表示され、見切れません。
見出しも簡潔にし、文字数を抑えることが大切です。理想は、見出しを読むだけで、コンテンツ内の各セクションの内容がある程度わかる状態です。
タイトルや見出しを作る際は、必ず検索ワードを含めた文章にしましょう。Googleや検索者がコンテンツの内容を認識できます。
無理に検索ワードを詰め込んで不自然な文章にすると、検索者は違和感を覚えてコンテンツを避ける可能性があります。自然でわかりやすい文章作りが必要です。
タイトルや見出しを書く際には、HTML形式の「hタグ(見出しタグ)」を利用します。
以下はhタグの基本的な使い方のルールです。
h2タグの中にh3やh4タグを複数使う際は、見出しの順番の法則を守りましょう。
正しい例:h2→h3→h4→h4
※h2(大見出し)の中にh3(中見出し)があり、その中で更にh4(小見出し)を使って詳細を分類している
間違った例:h2→h4→h3
※h2(大見出し)の次に直接h4(小見出し)が来ている状態
見出しのルールを守らないと、検索者は内容の理解がしにくく、読みづらさを感じます。Googleからの評価も低下するので注意が必要です。
他の記事のコピペは避け、独自のコンテンツを作成することが重要です。
自店が作るより前に公開されているWebページと内容が重複していると、検索エンジンは、新たに作られたコンテンツ(自店が作ったページ)を重複コンテンツと認識します。
重複コンテンツは、Googleからオリジナリティや信頼性の低いWebサイト・ページだと判断されます。
Googleからの評価が下がれば検索結果の順位も下がるため、検索者にサイトを見つけてもらえません。
キーワード選定では、ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーなどで効果的に狙いやすいキーワードを見つけましょう。
検索ボリュームが多いキーワードの発見や競合キーワードの把握ができ、競合他社や同業者がどのキーワードをターゲットにしているか分析ができます。
キーワードの選定は、多くの検索者とコンテンツを結びつけるために重要な工程です。
ツールを使用すれば、数多い関連キーワードを一気に確認できます。その中から、競合が少なくコンバージョンしやすいキーワードを絞り込むことで、SEOの実施が可能です。
搭載されている機能や費用は、それぞれのツールで違うため、自店が抑えたいポイントを参考にツールを選択してください。
ラッコキーワードはこちら
Googleキーワードプランナーはこちら
多くの人がスマートフォンでサイトを閲覧していることを考慮して、サイト表示をスマートフォン対応のデザインにしましょう。
スマートフォンに対応していないサイトは、画面に合わないサイズで表示されます。
その結果、検索者に対して、テキストや画像が見にくいストレスを与えてしまいます。
質の高い情報や画像を掲載していても、ストレスのあるデザインでは離脱が生じ、内容を十分に伝えることができません。
フォントの大きさや種類の統一や、画像のサイズを適切に調整するなどの施策を実施して、モバイルフレンドリーな設定をすることで、ストレスなくサイトの閲覧をしてもらえます。
Webページは、クリックされて2秒以内に読み込まれるようにしましょう。
サイトを閲覧するまでの待ち時間が長くなると、ストレスを与えてしまい離脱を引き起こします。
Googleは、検索者が快適にWebページを閲覧できるかを重要視しています。画像の読み込みが遅いのは、評価が低下する原因です。
画像や動画のサイズを見直し適切な形式(PNG、JPEGなど)に設定する対策をしてください。
フォントの装飾は最小限に抑え、1ページあたりの容量を1.6MB以下(Google推奨の容量)にしましょう。
形式 | おすすめの用途 |
PNG | 写真・多様な色彩の画像 |
JPEG | 高画質で使いたい画像・多様な色彩の画像 |
SVG | ロゴ・アイコン |
GIF | ロゴ・イラスト |
ページ表示速度の計測には、Page Speed Insights(ページスピードインサイト)や、Google Analyticsなどのツール利用がおすすめです。
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ホットペッパービューティーやGoogleマネージャーなど、外部サービスとの連携は、SEOから評価につながります。
インターネット上に情報が増えることで、ターゲットとの接触確率も高まる点もメリットです。
SNSを運用している場合は、コンテンツのURLやお店の情報を発信して、自店サイトの信頼性を強めましょう。
美容室WebサイトのSEOでは、検索者のニーズを的確に捉えたキーワードの選定が集客を左右します。
自店の特徴やこだわりやお客さんに提供できる利益を踏まえて、ペルソナ設定をすることで、効果的な検索ワード選びが可能です。
株式会社なかみでは、成果の出るSEOコンテンツ制作を得意としています。
「キーワード選定の仕方がイマイチわからない」「コンテンツ制作にかけられる時間がない」といったお悩みを抱えている方は、ぜひ一度ご相談ください。