「ブログで集客するには、どのような記事を書いたらいいんだろう」

ブログ集客の目的は、読者に役立つ情報を提供し、サイトへのアクセスを集めることです。

ブログ記事は書くだけでも大変なのに、集客のための記事となると、なおさら難しくなります。

この記事では、集客記事の作成手順や書き方のコツ、ブログで集客する方法について解説します。

ブログ集客成功事例も紹介しますので、参考にしてください。

ブログ集客記事の書き方！書きやすい作成手順

ブログ集客記事を書く際の作成手順は以下のとおりです。

①キーワード選定

②検索者のペルソナ設定

③構成作成

④調査・取材

⑤執筆

⑥記事チェック・公開

それぞれの手順について見ていきましょう。

①キーワード選定

ブログの集客記事を書くときに、最初にする作業はキーワード選定です。

キーワード選定は次の手順で行います。

1.自社の商品・サービス・サイトのターゲットとなるユーザーが抱える悩みを書き出す

2.その悩みの抱えているターゲットが検索しそうなキーワードを書き出す

たとえば、楽器やオーディオ製品を扱う企業の集客用ブログ記事をを想定します。

ターゲット層が抱える悩みには、「どうしてピアノがうまく弾けないんだろう」「初心者におすすめの楽器って何かな」といった悩みが考えられます。

ピアノがうまく弾けない悩みをもつターゲットが検索しそうなキーワードは、「ピアノ　下手」「ピアノ　上手くなる方法」「ピアノ　上手くならない」などです。

このキーワードで上位表示されるのを狙って記事を書きます。

キーワードを検索すると、ページの下部に関連検索キーワードが表示されます。

検索者が実際に検索しているキーワードで、多くのヒントが詰まっているのでチェックしましょう。

②検索者のペルソナ設定

選定したキーワードを、どのような人が検索をするのか考えましょう。

キーワードを検索する人の状況や感情について、想像を膨らませることが大切です。

具体的には、以下4つのポイントを検討します。

・キーワードをどのような意図で検索したか（例：ピアノを上手くなる方法が知りたい、効率よく練習したい）

・1番目に知りたい疑問、2番目に知りたい疑問は何か（例：①ピアノの上達方法、②ピアノが上手くならない人の特徴）

・どのような状況で検索したか（例：ピアノを数年習い、個別レッスンも受けているけど上手くならずに悩んでいる）

・どのような感情で検索したか（例：やってもやっても上手くならない、もう嫌だ、上手くなりたいのに…）

これらのヒントはすべて検索結果に現れます。

上位表示記事やYahoo!知恵袋、SNSなどを活用し、どのような人物像がどのような状況でキーワードを調べているのかといった観点から、ペルソナ設定をしていきましょう。

③構成作成

キーワード選定をし、ペルソナが求める情報が理解できたら、上位表示記事を参考に、読者が知りたい情報順に並ぶように構成を作ります。

構成は、前半が顕在ニーズ（必須の内容）、後半が潜在ニーズ（あれば助かる内容）で組み立てられるのが鉄板です。

たとえば「ピアノ　上手くならない」で必須の内容は、ピアノが上達しない原因と理由、原因への対策で、構成の前半部分に持ってきます。

あれば助かる内容は、独自性を出しやすい部分です。

他の記事にはないけれど、あった方がユーザーの役に立つだろうという情報を構成に組み入れ、競合記事と差をつけます。

「ピアノが上手くならないのは大人だからなのでは？」「技術面ではなく、性格の部分でも上手くならない原因があるのでは？」など、多くの想像余地があります。

顕在ニーズと潜在ニーズの両方を取り込んで、充実した内容にしましょう。

④調査・取材

記事を書く際には、「どう」書くかよりも「何を」書くかが重要です。

個性的な文章表現ではなく、中身のある情報を求めているため、調査・取材は重要です。

1番いい情報は、自分だからこそ持っている一次情報です。

一次情報を持っていない場合には、以下の調査・取材方法で情報収集ができます。

・インターネット

・書籍

・電話取材

・アンケート

・インタビュー

情報の中には古かったり、誤った情報もあります。正しい情報かつ最新の情報であるか細心の注意を払いましょう。

⑤執筆

調査が完了したら、構成に沿って執筆をします。シンプルにわかりやすく書くことが何より大切です。

わかりやすく書くためのポイントは以下の3つです。

・結論を先に伝える

・わかりにくい表現を削る

・図解や写真を積極的に活用する

読者が知りたいことは真っ先に記述しましょう。Webの記事を読む際には、スクロールの動作が必要です。

結論が記事の最後まで分からなければ、スクロールが煩わしくなり、離脱の原因になります。

また、わかりにくい表現を使わないことも大切です。

美味しい、綺麗だ、などの形容詞を使った表現は主観的な表現で、伝わらないことがほとんどです。

他にも、「～だそうです」「～かもしれません」などのあいまいな表現や、「～という」「～することができる」などの冗長表現はなくします。

一文を短くし、専門用語をかみ砕くなど工夫して、シンプルでより伝わりやすい表現を目指しましょう。

図解や写真などを差し込むことでよりわかりやすくなり、読者の理解をサポートします。積極的に活用しましょう。

⑥記事チェック・公開

記事を書きあげたらチェックして公開します。チェックは、自分の文章にツッコミを入れながらするのがおすすめです。

「そもそもどういう意味？」「具体的には何があるの？」「なぜそう言えるの？」「写真がなくてイメージしにくくない？」といったツッコミに、きちんと答えられている文章になっているか確認しましょう。

印刷して紙で読む、第三者に読んでもらうなどのチェック方法も効果的です。

読者目線で記事のチェックをするようクセづけましょう。

ブログ集客記事の書き方のコツ

ブログ集客記事の書き方のコツは以下のとおりです。

①読みたくなるタイトルづけをする

②文章はPREP法で結論から書く

③情報に信頼性を持たせる

④具体例でわかりやすさを向上させる

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

①読みたくなるタイトルづけのコツ

タイトルは読者との最初の接点です。記事を読んでもらえるかどうかはタイトルにかかっているといっても過言ではありません。

前提として、「SEOのためのタイトル」と「SNSのためのタイトル」は考え方が異なることを押さえておきましょう。

SEOのためのタイトルでは、「この記事を読めば疑問が解決できそう」と安心感を与える必要があります。

SNSのためのタイトルでは、これまで興味がなかった人の注意を引きつける必要があり、思わずクリックしたくなるタイトルにしなければなりません。

前提を押さえたうえでのタイトルをつけるコツは以下のとおりです。

・タイトルはできるだけ30文字以内

・記事がどのような疑問を解決してくれるのかわかる

・記事を読んだ先の利益がわかる

読者の立場に立ち、悩みに対する答えが書いてある記事だと一目でわかるタイトルにしましょう。

②文章はPREP法で結論から書く

文章はPREP法を意識し、結論から書きます。PREP法は、結論→理由→事例→結論の順で書く手法です。

はじめに結論から書くことで、読者のいちばん大きな疑問を真っ先に解決できます。

何が言いたいか明確で、読み手もスムーズに理解できます。

PREP法を意識すれば、ダラダラとした文章になりにくく、書き手にとってもメリットです。

③情報に信頼性を持たせる

情報に信頼性を持たせることが大切です。

記事を読み進める中で、読者が記事に疑問に思い引っかかってしまえば、最後まで読み進めてくれる可能性は低下します。

主張（結論）＋信頼性のある根拠はセットにすることを心がけましょう。

根拠は、国や自治体、公的機関などのWebサイトから引用すると信頼性が高まります。

④具体例でわかりやすさを向上させる

文章をわかりやすくするためには、具体例が大切です。

例え話や実例などの具体的な内容があると、読者がイメージしやすくなります。

PREP法のEにあたる部分で、結論と理由の説得力を増すのに重要です。

ブログ記事で集客する方法は？

ブログ記事で集客をするための方法には、以下の3種類があります。

・SEO

・SNS

・広告

それぞれの特徴を解説します。

SEO

SEOは、検索エンジン最適化といい、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンから流入を増やす戦略です。ブログ集客には欠かせません。

問題解決をしたいユーザーが集まる傾向があるためコンバージョンに繋がりやすく、無料で対策ができます。

ただし、長期的な視点での運用が必要で、順位変動が起きやすい点はデメリットです。

記事が上位表示され、アクセスが集まるまでには労力がかかります。

しかし、自社の商品・サービスの潜在顧客からの安定したアクセスを見込めるため、焦らず長期的な視点で対策をしておきましょう。

SNS

ブログを使ってSNSで集客する方法は、無料でアカウントを作成すればすぐに始められます。

フォローしてもらえるよう、ブログの読者になりそうな層を意識して運用をすると、ブログへの流入が見込めます。

SNSは、SEOのように検索しようと思って調べる顕在ニーズがあるユーザーだけではなく、なんとなくSNSを眺めているユーザーの目にとまる可能性があります。

広告

広告は、SEOやSNSとは逆に有料で集客をする方法です。広告出稿は、短期間でアクセスを集めるのに有効な手段です。

ブログ集客を広告に頼りきってしまうと、広告を出し続けなければ流入が止まってしまうため注意しましょう。

継続して安定したアクセスを集め続けるためにはSEOやSNSでの集客をメインにし、アクセスが見込みやすいタイミングに広告出稿をするなど併用すると効果的でおすすめです。

ブログ集客の成功事例とは？

ブログ集客での成功事例を2つ紹介します。

ferret

ferretは、株式会社ベーシックが運営する、「マーケターのよりどころ」がコンセプトの企業ブログです。

株式会社ベーシックは、BtoBに特化したマーケティングサポートツール「ferret One」や、顧客管理やフォームの作成ツール「formrun（フォームラン）」を展開しています。

自社ターゲットに向けて、SNSマーケティングやSEO、Web広告出稿などWebマーケティングについて情報発信しています。

良質なコンテンツを発信することで、ターゲット層からのアクセスが見込め、サイトのユニークユーザー数は月間350万UU、PV数は月間550万PVに及びます。

経営ハッカー

経営ハッカーは、クラウド会計ソフトや開業届作成サービスなどを行うfreee株式会社の企業ブログです。

「経営×テクノロジー」をテーマに、経営者や個人事業主など自営業の人に向けた情報発信をメインに行っています。

会社設立や経理、人事や労務、確定申告や開業届についてなどのコンテンツを用意し集客することで、クラウド会計ソフトの周知と導入検討に繋げています。

また、他にはない強みとして企業や経営者のインタビュー記事が豊富にある点が挙げられます。

集客用のブログの書き方に困ったら「なかみ」

集客用のブログ記事は、ユーザーに役立つ質の高いコンテンツでアクセスを集めます。

ユーザーファーストを意識して書くことで、集客だけでなく企業としての信頼獲得も可能です。

株式会社なかみでは、クライアント様のお客様像やサービスについて理解したうえで、記事の制作を行っております。

集客用ブログの書き方にお困りでしたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。