2024.12.3
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Column
2024.1.26
SEO
自社で運用するオウンドメディアのSEO対策では、検索エンジンだけを意識しがちですよね。
しかし、検索エンジンだけをハックするようなブラックハットSEOは時代遅れです。
検索するユーザー・消費者のニーズを満たすコンテンツ戦略はもちろん、自社のビジネスが顧客の解決策となるサイト導線を意識しましょう。
Googleからのペナルティ対象となる注意点にも触れつつ、オウンドメディアで「今からできるSEO対策」と「ビジネスに繋がる社内運用のコツ」を軸に解説します。
目次
オウンドメディアのSEO対策の基本は、検索するユーザーファーストのコンテンツ、検索する読者の求める情報を満たすコンテンツを作成していくことです。
商品やサービスの魅力を伝えたいからといって自社目線の情報発信をするだけではコーポレートサイトと同じ立ち位置となり、オウンドメディアの意味がありません。
検索エンジンを利用して「悩みの解決を図る」ユーザーの検索ニーズを満たしつつ、自社のビジネスやビジネス領域が解決策となりうる良質な記事を専門家として発信していくことが、オウンドメディアの基本であり前提です。
オウンドメディアのSEO対策の基本として、Googleアナリティクス(GA4)とサーチコンソール(Search Console)の設定は不可欠です。
この設定がなされていない場合にはオウンドメディアのアクセスデータや、どのようなキーワードでの集客ができているかといったデータの集計ができません。
オウンドメディアがあるのにアクセスデータがわからないという方は、この設定がきちんとされているかを確認しましょう。なお、Googleアナリティクスもサーチコンソールも無料で利用できます。
広告費を抑えて集客するメリットを活かすためにも、オウンドメディアではSEO対策が必要不可欠です。
検索エンジンの自然検索(オーガニック検索)からの流入では費用はかかりません。
検索するニーズを満たした記事やコンテンツ制作といった、適切なSEO対策を実施していきましょう。
Googleの検索エンジンでの検索結果、いわゆる検索順位の仕組みのコアとなる公式情報が公開されています。下記のように英語のみの掲載となっています。
原文:(英語のみ)
英語が苦手な方は、Googleの検索アルゴリズムの考え方を知るためにも「検索品質評価ガイドライン」と検索してみるのがオススメです。
オウンドメディアのコンテンツが、Googleの検索エンジンにインデックスされる(検索結果に表示される)ための戦略の基本情報です。
また、「検索品質評価ガイドライン」は定期的に更新されています。
検索の最新情報を発信している鈴木謙一さんのブログでは、日本語でSEOの最新情報をわかりやすく把握できますのでブックマークがオススメです。
https://www.suzukikenichi.com/blog/
GoogleはE-E-A-Tを検索品質評価ガイドラインにおいてWebサイトの評価のポイントとして挙げています。
E-E-A-Tは下記の英単語の頭文字をまとめた略称です。
オウンドメディアは企業が運営する性質上、自社のビジネス領域や専門家としての発信をユーザー視点ですることで、E-E-A-Tを自然と満たせます。
オウンドメディアのSEOにおいても、「検索ユーザーは自分の悩みを解決する」ために検索していることを第一にしましょう。
「オフラインの悩みをオンラインの検索で解決策を調べ、オフラインで悩みの解決をする」流れが検索ユーザーの行動です。
最終的な解決のシチュエーションで、サービス問い合わせや商品購入の機能をユーザーに提供できることは、オウンドメディアならではの強みです。
オウンドメディアを運営する際には、SNSアカウントも併せて開設するのがオススメです。
SNS上での認知拡大を行うことで、検索エンジンからのオウンドメディアへの指名検索を増やすことが期待できます。
オウンドメディアのファンを増やす、インターネット上での自然な言及や口コミを増やしていくコミュニケーションを大切にしましょう。
コンテンツの更新などの告知だけではなく、SNSユーザーからのリアクションやアンケートによって企画のアイデアも得られるメリットもあります。
オウンドメディアに効果的なSEO対策としては、オウンドメディアのサイト内の評価を高める「内部施策とコンテンツSEO」だけでなく、オウンドメディアのサイト外での評価を高める「外部施策」が重要です。
前提としては、オウンドメディア内部のコンテンツが良質だからこそ、オウンドメディア外部への好影響も波及していく点です。
Googleの検索エンジンで評価されてインデックスされ、検索順位を上げていくためには内部施策→外部施策の流れで実施していきましょう。
Webサイト内部に関する評価要素を向上させるオウンドメディアの内部施策の一例として、以下のものが挙げられます。
検索品質評価ガイドラインを軸に、Webサイトの内容を一つ一つユーザーの視点で改善していきましょう。
オウンドメディアの内部施策では、自社のオリジナルコンテンツが他のサイトよりも良質かどうかが一番重要です。
コンテンツの内容そのものが検索ユーザーに解決策となりうる情報かどうか、スムーズに知りたいことを提供できているかどうかをチェックしましょう。
自社のオリジナルコンテンツでの検索エンジンでの集客を意図するコンテンツSEOでは、とくにユーザーのニーズを満たすコンテンツ戦略が必要です。
他サイトからのリンクや引用をもらいながらオウンドメディアを紹介してもらうことが、オウンドメディアの外部施策にあたります。具体的にいうと以下のような内容です。
オウンドメディアへの外部からの言及を増やす施策が外部施策にあたります。インターネット上で話題にしてもらうことを意図するようにしましょう。
オウンドメディアは一部の部署や担当者だけで運用しようとしても、なかなかうまくいきません。
企業としてのコンテンツの充実や専門性、わかりやすさを高めるには社内全体を巻き込んでいきましょう。
今後の協力体制を増やす意味でも、記事の更新をした際には社内SNSでシェアするといったことも大切です。
また、外部の協業会社や制作会社と連携してオウンドメディアを運営する際には、コンテンツの内容や企画へのフィードバックはこまめに行いましょう。
健全な協力体制を築くには、記事のポジティブな感想を伝えたりする中で、きちんとオウンドメディアの品質管理も行っているというメッセージを伝えることも大切です。
検索エンジンからの流入を安定的に狙うコンテンツSEOをやるには、以下の手順に沿って行うのがスムーズです。
オウンドメディアを運営する際にはコンセプトや目的を具体的に決めましょう。
<コンセプト例>
・自社のサービスを知らない一般消費者に、自社の商品や専門性を知ってもらうメディア
・BtoBのビジネスで、業務中の担当者へ向けた課題解決型のメディア
商品そのものの新規性が高かったり、あるいは業界外の認知度が低かったりという状況にあわせて、その課題を解決することを起点にコンセプトを考えると企画しやすくなります。
自社の認知拡大による集客やブランディング、問い合わせや商品購入増加による売上の拡大、といったオウンドメディアの目的も合わせて企画しましょう。
コンセプトと目的が決まれば、アクセスデータや問い合わせをどのようにKPIとして考えるかもわかりやすくなっていくだけではありません。さらに、コンセプトとKPIに合わせたキーワード選定もスムーズとなります。
オウンドメディアのキーワード選定においては、Googleのキーワードプランナーを使用しましょう。
まず、自社の潜在的な顧客層が抱えていそうな悩みを明らかにしましょう。
インフォメーショナルクエリ(情報収集のための検索語句)をピックアップしていくことがおすすめです。
検索ボリュームが一定数見込め、競合性が低いキーワードを選ぶようにします。
キーワードプランナー上で高額な入札金額がついているような、ビジネス上の数字が動くトランザクショショナルクエリ(取引行動のための検索語句)をいきなり選定するのは現実的ではありません。
インフォメーショナルクエリによる集客や良質なコンテンツ発信を通して、ユーザーと検索エンジンにオウンドメディアが専門性や信頼性の高いWebサイトであることを伝えて行くことを優先していきましょう。
オウンドメディアのSEOの記事構成では、「ユーザーは情報や解決策を早く知りたくて検索する」ことを第一に情報の整理をしましょう。
記事構成の該当のキーワードで実際に検索した画面を想像したうえで、検索結果の1位から10位までのページをチェックします。
検索結果の順位はユーザーの検索行動の積み重ねでの表示でもあるため、検索する意図を分析するヒントとなります。
検索結果によって動画が表示されたりするように、検索語句に寄って求められる情報は異なります。
記事構成を作る際には以下の点に気をつけましょう。
記事構成を作ることで、オウンドメディアの記事ごとのクオリティの差を少なくできます。
インターネット上ではスパムと呼ばれる迷惑行為への規制があります。
スパムに近いようなNGとなる悪質なブラックハットSEOを行わないでください。
オウンドメディアがペナルティを受け、検索結果に表示されなくなってしまうリスクもあります。
他サイトのコピー記事、剽窃といった低品質なコンテンツの量産はNGです。
一方でオリジナルであっても、内容として有益でないコンテンツはインデックスされにくいですので、記事の品質は人の目を通すようにして公開しましょう。
外部施策では自然なリンクをオウンドメディアが集めることで、Google検索エンジンでの評価が高まります。
一方で、人工的なリンクを購入してサイトの評価を高めようとする行為は厳しくGoogleに検出されます。
もし、サーチコンソールで人工的なリンクへの警告メッセージが来た場合にはサーチコンソール上で対応してください。
検索キーワードを過剰に入れたり、テキストの文字色や文字サイズを見えないように調整してキーワードを入れたりする行為も検索エンジンのガイドラインに反します。
意図しない場合でも、サーチコンソール上での警告メッセージが来た場合には確認して該当のページを対処しましょう。
オウンドメディアのSEOは、自社だけでやろうとするとどうしても事業者視点に偏りがちです。
BtoB・BtoC問わず、実際にオウンドメディアを訪れるユーザーの視点にたったコンテンツ作成が不可欠でしょう。
なかみではオウンドメディアのコンセプト設計から運用改善まで、クライアント企業の状況に合わせてオウンドメディアの支援ができます。
オウンドメディアの成功事例は豊富にありますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。