2026.6.12
導入事例の掲載許可の取り方|失礼にならない依頼例文
2026.6.12
導入事例制作
導入事例やお客様の声をホームページに載せたほうがいいとは思っているものの、「どんな形で掲載すればいいのか分からない」と手が止まっていませんか?
他社サイトを見てみても、インタビュー形式やコメントだけのシンプルなもの、写真付きの事例など、さまざまなパターンがあり、「自社にはどれが合うのか判断できない」と感じる方も少なくありません。
この記事では、導入事例・お客様の声にはどんなパターンがあるのかを解説します。
目次

導入事例・お客様の声といっても、さまざまな見せ方があります。
ここでは、代表的な7つのパターンを整理して紹介します。自社ならどの形が合いそうか検討してみましょう。
インタビュー形式は、導入前の課題から導入理由、導入後の成果までを流れで見せる、BtoBの導入事例で使いやすい王道の形式です。
検討中の顧客は「自社と近い状況の企業が、どのように導入を決めてどんな変化を得たのか」を判断材料にします。課題→導入→成果の順で整理すると、自社に置き換えて理解しやすくなります。
掲載する内容は、導入前の課題、導入を検討した理由、選んだ決め手、導入後の変化が基本です。ここに担当者のコメントを加えると、企業側の説明だけでは伝わりにくい納得感を補えます。
一方で、インタビュー形式は取材や原稿確認に手間がかかります。会社名、担当者名、写真、成果数値を掲載する場合は、事前に掲載範囲の合意が必要です。
コメント・レビュー形式は、一言コメントや短文の感想を掲載する、手軽に始められる導入事例の形式です。
回答の負担が小さいため依頼しやすく、短時間で収集できる点が特徴です。長文のインタビューと違い、顧客側の工数がほぼかからないため、掲載数を増やしやすくなります。
掲載内容は、1〜3行のコメントと会社名や業種などの基本情報が中心です。写真や評価(★など)を加えると視覚的な補強になります。
一方で、情報量が少ないため、単体では説得力が弱くなりやすい点には注意が必要です。内容が抽象的なコメントだけになると判断材料になりません。短文でも「どんな点が良かったのか」が分かる具体性を意識すると効果が高まります。
また、インタビュー形式と組み合わせることで、信頼性と量の両方を補える構成になります。
ストーリー形式は、導入前から導入後までの流れを一つの体験談としてまとめ、文章で読ませる導入事例の形式です。
インタビュー形式が「質問に対する回答を並べる構成」であるのに対し、ストーリー形式は、内容を時系列で整理し、一つの読み物として伝える点が特徴です。読み手は情報を拾うというより、背景や変化の過程を追いながら理解できます。
掲載内容は、導入前の背景や課題、出会いのきっかけ、導入のプロセス、導入後の変化が基本です。担当者の考えや企業同士の関係性も含めて整理できるため、単なる成果だけでなく「なぜその結果に至ったのか」まで伝えられます。
たとえば株式会社なかみの導入事例でも、背景ややり取りまで含めて伝えるストーリー形式が採用されています。
この形式は、サービスの価値観や関係性を伝えたい場合に適しています。とくに無形サービスやクリエイティブ領域では、成果だけでなく過程や人となりが判断材料になるため、有効に機能します。
一方で、文章の構成や表現に依存しやすく、事実と主観のバランスが崩れると説得力が下がります。数値や具体的なエピソードを適切に入れ、読み物としての流れと検討材料としての情報を両立させましょう。
数値・実績訴求型は、売上増加やCV率改善、工数削減などの成果を数値で見せる、成果重視の導入事例です。
数値・実績訴求型では、「導入前にどんな課題があり、導入後にどれくらい変化したか」を比較して見せます。たとえば「問い合わせ数が2倍になった」「作業時間を月20時間削減できた」といった形で、ビフォーアフターを数値で整理すると効果が伝わりやすくなります。グラフや数値のハイライトを使う方法も有効です。
この形式は、SaaSや広告運用、業務改善サービスなど、成果を数値化しやすいサービスに向いています。とくに決裁者は費用対効果を重視するため、比較検討や社内稟議でも使いやすい材料になります。
一方で、数値だけを強調しすぎると、かえって不自然に見える場合があります。成果が出た条件や期間、取り組み内容も合わせて伝えましょう。
写真・ビジュアル重視型は、現場写真や人物写真を活用し、「実際に使われている様子」を直感的に伝える導入事例です。
文章だけでは伝わりにくい実在感や雰囲気も、写真があることでイメージしやすくなります。担当者の表情やオフィス風景、利用シーンが見えるため、安心感につながります。
この形式では、人物写真や現場写真に加えて、短いコメントや会社情報を組み合わせる構成が一般的です。長文を読まなくても内容を把握しやすいため、第一印象を重視したい場合にも向いています。
とくに店舗型ビジネスや制作会社、採用支援、クリエイティブ系など、「どんな人が関わっているか」「どんな現場なのか」が判断材料になるサービスと相性があります。
一方で、写真の品質によって印象が大きく左右される点には注意が必要です。暗い写真や統一感のない画像を使うと、かえって信頼感を損なう場合があります。掲載前には、写真の見え方や掲載範囲を確認しておきましょう。
一覧・カード型は、複数の導入事例やお客様の声を一覧で掲載し、「どんな企業に導入されているか」をまとめて見せる形式です。
この形式では、サムネイル画像、会社名、業種、一言コメントをカード形式で整理する構成が一般的です。詳細ページへのリンクを設置すると、一覧で興味を持った事例を深掘りしやすくなります。
事例を並べて見せることで、「多くの企業に利用されているサービスなんだ」と伝えやすくなります。業種や企業規模ごとに比較しながら見られるため、読者も自社に近い事例を探しやすいのが特徴です。
とくに、複数業種に対応しているサービスや、掲載事例が増えてきた企業と相性があります。事例数そのものが実績として機能するため、「どれくらい導入されているか」を見せたい場合にもおすすめです。
一方で、情報量が少なすぎると、各事例の違いが分かりにくくなります。カテゴリ分けやデザイン整理を行い、「自社に近い事例を探しやすい状態」を意識することが重要です。
動画・音声コンテンツ型は、インタビュー動画や対談形式、音声コンテンツを使って導入事例を伝える形式です。
実際に利用している担当者の声が見えることで、テキストだけでは伝わりにくい表情や話し方、空気感まで伝えられます。リアリティや信頼感を出しやすいのが特徴です。
とくに高単価サービスや無形サービス、関係性を重視する商材と相性があります。
一方で、撮影や編集が必要になるため、他の形式と比べて制作負荷は高くなります。視聴ハードルもあるため、動画だけに頼らず、要点を文章で整理しておくことも欠かせません。まずはテキスト中心で始め、必要に応じて動画へ広げる進め方も選択肢の一つです。

ここでは、「目的」「リソース」「ターゲット」の3つから、自社に合う導入事例・お客様の声の選び方を解説します。
同じ導入事例でも、信頼感を出したいのか、成果を伝えたいのかで、向いている見せ方は変わります。目的が曖昧なまま作ると、情報量は多いのに印象に残らない状態になりがちです。
まずは、「何を伝えたいか」を整理して、自社に合う形式を選びましょう。
たとえば、目的ごとに向いている形式は次の通りです。
・信頼感を出したい:インタビュー形式、写真・ビジュアル重視型
・手軽に数を増やしたい:コメント・レビュー形式
・共感を得たい:ストーリー形式
・成果を強調したい:数値・実績訴求型
・実績数を見せたい:一覧・カード型
導入事例は、最初から完璧な形を目指す必要はありません。まずは「誰に、何を伝えたいか」を決めることで、必要な形式や構成も自然に整理しやすくなります。
導入事例・お客様の声は、「どんな形が理想か」だけでなく、「どこまで作れるか」で選ぶことも重要です。
制作にかけられる時間や人手によって、現実的に続けやすい形式は変わります。最初から負荷の高い形式を選ぶと、1本作って止まってしまうケースも少なくありません。
たとえば、リソースごとに向いている形式は次の通りです。
・時間や人手が限られている:コメント・レビュー形式
・取材や構成作成まで対応できる:インタビュー形式、ストーリー形式
・撮影や編集まで対応できる:動画・音声コンテンツ型
・掲載事例が増えてきた:一覧・カード型
導入事例は、一度作って終わりではなく、継続的に増やしていくことも大切です。まずは無理なく続けられる形式から始め、必要に応じて発展させていく進め方がおすすめです。
決裁者と現場担当者では、知りたい情報が異なります。そのため、導入事例・お客様の声は、「誰に見せるか」でも適した形式が変わります。
たとえば、ターゲットごとに向いている形式は次の通りです。
・決裁者向け:数値・実績訴求型
・現場担当者向け:ストーリー形式、インタビュー形式
・比較検討中の担当者向け:一覧・カード型
・安心感や関係性を伝えたい:写真・ビジュアル重視型、動画・音声コンテンツ型
導入事例は、すべての人に同じ内容を届ける必要はありません。誰向けに作るかを決めずに作ると、情報が広く浅くなり、印象に残りにくくなりかねません。ターゲットごとに必要な情報を整理すると、自社に合う見せ方も選びやすくなります。

「自社ならこの形が合いそう」とイメージできても、実際に作ろうとすると、「まず何を決めればいいんだろう」と迷うことも少なくありません。
ここでは、目的の決め方から、構成設計、ヒアリング、公開まで、導入事例・お客様の声の基本的な作り方を順番に解説します。
導入事例・お客様の声を作る時は、「問い合わせにつなげたい」、「比較検討を後押ししたい」など、何のために掲載するのかを決めておきましょう。
目的を決めずに作り始めると、伝えたい内容がまとまらず、「結局何を見せたい事例なのか」が分かりにくくなります。成果を伝えたいのか、安心感を持ってもらいたいのかによって、入れるべき情報も変わるためです。
最初から完璧に設計する必要はありません。まずは「誰に何を伝えたいか」を一つ決めるだけでも、導入事例の方向性を整理しやすくなります。
会社名や担当者名、写真、成果数値などは公開情報になるため、確認なしで掲載はできません。掲載範囲を整理し、事前に掲載してよいか確認を取りましょう。公開後のトラブルも防ぎやすくなります。
たとえば、次のような内容は事前に確認しておくと安心です。
・会社名を掲載してよいか
・担当者名や写真を掲載してよいか
・成果数値をどこまで公開できるか
また、依頼方法によっては相手の負担が大きくなり、「大変そうだから難しい」と感じさせてしまう場合があります。できるだけ短時間で回答できる形にし、「簡単な質問だけでも問題ありません」と伝えると依頼しやすくなります。
依頼するタイミングも重要です。成果が出た後や納品直後など、満足度が高いタイミングの方が協力を得やすくなります。
構成や質問を決めずに進めると、「何を聞けばいいのか」「どの情報を使えばいいのか」が曖昧になり、必要な情報が足りなくなる場合があります。あとから「この内容も聞けばよかった」と再確認が必要になることもあるため、まずは骨組みを作ってから情報を整理しましょう。
基本的には、「導入前の課題 → 導入した理由 → 導入後の変化や成果」の流れで整理すると、読み手も内容を理解しやすくなります。この流れに合わせて質問を考えると、必要な情報も集めやすくなります。
質問は、3〜5個くらいに絞るのがおすすめです。質問数が多すぎると相手の負担が大きくなり、回答しづらくなる場合があります。
また、自由記述だけではなく、選択式や答えやすい聞き方を混ぜると、スムーズに回答をもらいやすくなります。コメント形式なら短い感想中心、インタビュー形式なら背景や経緯まで深掘りするなど、形式に合わせて質問の深さを調整していきましょう。
情報を詰め込みすぎると読みにくくなるため注意が必要です。最初から長く作り込まず、まずは最低限の構成で形にしてみましょう。
ヒアリング・情報収集は、導入事例の形式に合わせて進め方を選ぶと、スムーズに進めやすくなります。
たとえば、コメント形式ならフォーム回答やメール返信だけでも十分ですが、インタビュー形式やストーリー形式では、オンラインや対面の取材で詳しく話を聞くケースもあります。
進める時は、相手の負担を増やしすぎないことが重要です。最初に「30分ほどを予定しています」と所要時間を伝えたり、答えやすい質問から始めたりすると、スムーズに回答してもらいやすくなります。
また、ヒアリング内容は録音やメモで残しておきましょう。あとから内容を整理しやすくなるだけでなく、数値や固有名詞の確認もしやすくなります。
一方で、深掘りしすぎると話が広がりすぎてしまう場合があります。必要な情報を整理しながら、事実ベースで進めることを意識してみてください。
文章にまとめる時は、読みやすく整理しながら、事実ベースで書くことが重要です。
情報をそのまま並べるだけでは読みにくくなりやすいため、見出しや改行を使いながら整理していきましょう。長文になりすぎないように調整するだけでも、内容を理解しやすくなります。
また、誇張した表現を使いすぎると、不自然な印象につながる場合があります。「すごく良かった」といった感想だけではなく、実際にどんな変化があったのかを具体的に整理すると、信頼感も伝わりやすくなります。
まずは最低限の内容でも公開し、あとから写真やコメントを追加したり、内容を改善したりしながら整えていく進め方でも問題ありません。

導入事例・お客様の声は、掲載場所や活用方法によって、信頼感の向上だけでなく、商談の後押しや問い合わせ獲得にもつながります。
ここでは、導入事例・お客様の声をより効果的に活用する方法を紹介します。
導入事例・お客様の声は、ホームページ上で「実際に利用している企業の声」として機能するため、信頼感を高めやすいコンテンツです。
サービス内容を説明するだけでは、「本当に効果があるのか」「実際に導入されているのか」が伝わりにくい場合があります。そこに第三者である顧客の声が入ることで、実在感や安心感を持ってもらいやすくなります。
とくに、比較検討中のユーザーは、「自社と近い会社が導入しているか」を判断材料にしています。業種や企業規模、担当者コメント、成果数値などを掲載すると、自社に置き換えてイメージしやすくなります。
導入事例・お客様の声は、サービスページやLP、問い合わせ導線の近くに配置すると効果的です。テキストだけでは伝わりにくい信頼感を補う役割として活用してみてください。
導入事例・お客様の声は、営業資料や提案書に入れることで、提案内容の説得力を高めやすくなります。
とくに効果的なのは、相手と近い業種や、似た課題を持つ企業の事例を掲載する方法です。「同じような会社でも成果が出ている」と伝わることで、自社に置き換えてイメージしやすくなります。
また、比較検討中の顧客は、「導入後にどうなるのか」「本当に自社でも運用できるのか」といった不安を持っています。導入前の課題や導入後の変化を提案資料に入れることで、商談時の不安解消にもつながります。
営業資料では、長文をそのまま載せる必要はありません。課題、成果、コメントなどを要点だけ整理すると、短時間でも伝わりやすくなります。
導入事例・お客様の声は、問い合わせや成約につながる導線の中に組み込むことで、効果を発揮しやすくなります。
たとえば、次のような場所は導入事例との相性が良い配置です。
・サービス説明の直後
・料金表の下
・問い合わせボタンの直前
・LPのCTA周辺
・比較表の近く
問い合わせを迷いやすいタイミングで事例を見せると、不安を減らしやすくなります。業種や課題が近い事例を配置し、「自社にも近いケースだ」と感じてもらえるようにしましょう。
導入事例・お客様の声は、パターンや作り方を理解すれば、自社でも十分に取り組めます。
一方で、実際に進めるとなると、ヒアリング準備や日程調整、構成設計、ライティングなど、想像以上に工数がかかる場合も少なくありません。「後回しになって止まってしまった」というケースもよくあります。
また、導入事例は、単に話をまとめるだけではなく、「どの流れで見せるか」「何を伝えるか」を整理することも重要です。第三者が入ることで、顧客自身も気づいていない価値や変化を引き出しやすくなる場合もあります。
なかみでは、ヒアリング設計からインタビュー取材、構成設計、ライティングまで、目的に合わせた導入事例・お客様の声の制作をサポートしています。
もちろん、最初から依頼を決める必要はありません。「自社ならどの形が合うか相談したい」といった段階でも問題ありませんので、導入事例・お客様の声の制作に悩んだら、まずはお気軽にご相談ください。